【ブラジルW杯】スイス対エクアドル戦プレビュー

2014年06月15日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

サイドの攻防に要注目!! “格上”スイスは慢心にご注意!?

“小さな巨人”シャキリは驕ることなく、攻撃のユーティリティーぶりを存分に発揮することができるか!? (C) Getty Images

グループE
スイスエクアドル
13:00(日本時間16日1:00)キックオフ
ナショナル(ブラジリア)
 
【スイスの視点】
 
 予選の10試合中7試合で完封した堅守ぶりは健在。直近のテストマッチでも、ジャマイカに1-0、ペルーに2-0で勝利している。
 
 ここまで負傷離脱者はゼロで、チームの雰囲気も上々だ。ただ、エースのジェルダン・シャキリが「エクアドルで怖いのは(アントニオ・)バレンシアだけ」とコメントしたり、非公開だった決戦3日前の紅白戦で、Bチームが勝利するなど、レギュラー陣にやや慢心が見られるのが気がかりではある。ちなみに、国民の大半も勝利を予想している。
 
 タレント力、組織力ではエクアドルを凌駕しているだけに、あとは気持ちの面でも上回れるかがポイントになりそう。
 
 なお、CBにはファビアン・シェアに代わり、好調のジョアン・ジュルーが抜擢される可能性がある。
 
【エクアドル】
 
 先月のメキシコ戦で右膝の靭帯を損傷したボランチのセグンド・カスティージョは、最終メンバー入りしたものの、回復が間に合わず、8日にチームを離れている。守備力が高く、クリスティアン・ノボアとの2ボランチは堅守速攻スタイルの核となっていただけに、攻守両面で影響は少なくない。
 
 これを受けて、4日のイングランド戦でボランチの一角に入ったカルロス・グルエソは、18歳で独・シュツットガルト入りした超逸材(現在は19歳)。ボカやコロコロなど、南米の名門クラブも獲得に動いたこの若いMFが、どこまでカスティージョの代役をこなせるかにも注目したい。
 
 A・バレンシア、ジェフェルソン・モンテーロの両ウイングと両SBが絶妙にリンクしながら繰り出すサイドアタックが、エクアドルの最大の武器。右にシャキリ&シュテファン・リヒトシュタイナー、左にヴァレンティン・シュトッカー&リカルド・ロドリゲスと、やはりサイドに実力者を置くスイスを攻略できるか。
 
 また、ミカエル・アロージョの高精度の右足キックも大きな武器。時折見せる長距離シュートは、中央から相手ゴールを襲撃する唯一の手段と言っていい。4日のイングランド戦でも、豪快なミドルを突き刺している。
 
◆対戦成績&試合結果
 
スイス
対戦なし
エクアドル
 
 
ワールドサッカーダイジェスト編集部
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