J1初の3連勝を飾った長崎は、このままノッていけるのか?高木琢也監督が描くプランは?

2018年04月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「まず勝つことで次を作り上げられればと思う」

高木監督は改善点を挙げつつ、勝利を喜んだ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ9節]長崎1-0柏/4月22日/トラスタ
 
 J1初の3連勝を飾った長崎の高木琢也監督が、1-0で勝ち切った9節・柏戦を振り返った。
 
「悪くないチーム状態でこの試合に入れたが、相手が柏さんなので押されるシーンが増えるのは選手も自覚しながらやってくれた」
 
 指揮官がそう語るとおり、前半は柏にボール支配を許し、押し込まれる時間帯が続いた。しかし、身体を張った守備でなんとか無失点でしのぐと、後半立ち上がりの51分に平松宗が会心の先制点。後半も劣勢の時間が長かったが、この1点を守り切って勝点3を獲得した。
 
 自陣でのミスから相手に決定機を与えたシーンもあっただけに、高木監督は「改善点はありますが」と満足はしていない。ただ、次のようにも言う。
 
「今はこういう形でも勝てるということ。失点しなかったのも今のチーム状態。ちょっと危ないシーンもありましたが、そういうところは直してもらいながら良いシーンを作れるようにしていきたい。まず勝つことで次を作り上げられればと思う」

 J1初挑戦のクラブにとっては、何よりも結果が第一。結果が出ることで自信が付き、次の勝利や内容の改善につながる。高木監督が期待しているのは、そうした好サイクルだ。

 長崎は25日に行なわれる10節で8位の磐田と対戦する。中2日とスケジュールは極めてタイトだが、ここで上位チームから勝星を奪えれば、チームはさらに乗っていくはずだ。
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