「せっかくこぼれてきたチャンスを…」2度の絶好機を逸した本田圭佑に現地メディアが言及

2018年04月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

高温多湿のなかで奮闘したが…。

チームの絶対的な得点源として果敢なプレーを披露した本田だが、せっかくの好機を決めきることができなかった。 (C) Getty Images

 現地時間4月21日、リーガMX(メキシコ・リーグ)後期第16節のパチューカ対ケレタロの一戦が行なわれ、両者の奮闘も虚しくスコアレスドローで決着した。

 リーグ戦3試合連続先発メンバー入りを果たし、トップ下で出場した本田圭佑には、2試合連続ゴール中ということもあって多くのボールが集まったが、この日は高温多湿という悪条件のせいもあってチーム全体の動きが鈍くなかなか攻撃が活性化しない。24分にはウォーターブレイクも設けられたほどだった。

 そのなかで本田は何とかゴールをこじ開けようと奔走。34分に敵陣内深くからのFKで決定機を演出すれば、42分には敵陣エリア内のこぼれ球に反応して左足を振り抜くも、シュートは枠を大きく外れた。

 後半に入っても停滞ムードが続き、両軍とも単調な攻撃が目立ったなかで、本田は82分に右サイドから切れ込んで鋭いシュートを放つも相手GKチアゴ・ヴォルピの好守に阻まれてしまった。

 結局、両軍とも最後まで決定打を欠いてスコアレスドローに終わった試合後、スペイン紙『Marca』のメキシコ版は、決定機を外した本田のパフォーマンスについて、「ケイスケ・ホンダはハーフタイム直前に危険なプレーで相手を攻め込んだが、せっかくこぼれてきたボールを活かしきれなかった」と言及した。

 また、北米や中南米のサッカー情報を日頃から手厚く報じているペルー・メディア『Libero』は、「両チームが傷つくことを恐れた結果が、スコアボードに表われた」と、互いにリスクを冒さなかったことをレポート。そのうえで数少ないチャンスを作った本田については、「チアゴ・ヴォルピのハイパフォーマンスによってケイスケ・ホンダの得点機は阻まれた」と記した。

 なお、連勝こそストップしたパチューカだが、勝点を1つ積み上げたことで順位は暫定7位に浮上。優勝プレーオフ圏内の8位以内をキープしている。

 後期リーグは残り1節。今節は惜しくも3戦連発となるゴールを決められなかった本田の最終節でのパフォーマンスに注目したい。

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