[Ｊ１リーグ９節]Ｇ大阪１－０Ｃ大阪／４月21日／吹田Ｓ
 
　Ｊ１リーグ９節のＧ大阪対Ｃ大阪が21日、市立吹田スタジアムで行なわれ、Ｇ大阪が１－０で勝利した。
 
　今季初の"大阪ダービー"は、試合序盤の11分にアクシデントに見舞われた。Ｃ大阪のＧＫキム・ジンヒョンが前線へロングフィードを送ると、ボールを処理しようとしたＧ大阪のＧＫ東口順昭とＤＦ三浦弦太が激しく交錯。このプレーで東口が顔面を負傷し、交代を余儀なくされたのだ。
 
　しかし、ホームチームは、守護神の離脱にも動揺せずに試合を進める。そうして迎えた41分、ドリブル突破でＰＫを獲得したファン・ウィジョが、自ら沈めて待望の先制点をもたらした。
 
　後半に入ってもＧ大阪のペースで試合が進んだ。特に先制点を挙げたファン・ウィジョの動きがよく、前線を活発に走ってボールを引き出し、カウンターを軸に追加点を狙う。試合終盤の85分には、そのファン・ウィジョが倉田秋のクロスに合わせて決定的なボレーを放ったが、惜しくもゴールの枠を外れた。
 
　対するＣ大阪は、高木俊幸のクロスから山村がヘッドで狙うなど、サイドからゴールに迫るが、攻撃が単発でＧ大阪の守備を崩すまでには至らない。77分に清武弘嗣を投入した後も流れは変わらず。結局、Ｇ大阪の１点リードで試合終了の笛が鳴った。
 
　今季リーグ戦２勝目を挙げたＧ大阪は、３節・川崎戦（３月10日）から続いていた最下位をついに脱出。Ｃ大阪はリーグ戦の連勝が４で止まり、５位に後退した。