【FAカップ準決勝展望】マンU×トッテナム|タイトル獲得に望みをつなぐか、無冠が決定か

2018年04月21日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

好調ポグバとエリクセンに注目。

故障者/マンチェスター・U=ロメロ(GK) トッテナム=ローズ(DF)、ウィンクス(MF)
出場停止/マンチェスター・U=なし トッテナム=なし

FAカップ準決勝
マンチェスター・ユナイテッド - トッテナム
4月21日(土)17:15(日本時間25:15)キックオフ/ウェンブリー(ロンドン)

 
[注目ポイント]
●今シーズンのリーグ戦での対戦成績は1勝1敗
●ミッドウィークは両チームとも主力数選手を温存
●ホームアドバンテージを活かせるか(トッテナム)
●エリクセンのミドルシュート(トッテナム)
●好調ポグバのパフォーマンス(マンチェスター・U)
 

 チャンピオンズ・リーグ、プレミアリーグ、リーグカップのタイトルを逃し、残すチャンスはFAカップのみとなった両チーム。

 ミッドウィークに開催されたプレミアリーグでは、マンチェスター・ユナイテッドがロメル・ルカク、ネマニャ・マティッチ、アントニオ・バレンシアらを、トッテナムはデル・アリ、エリック・ダイアー、ダビンソン・サンチェスらをそれぞれ温存し、この試合に備えている。
 
 会場となるウェンブリーは、トッテナムが今シーズン、ホームとして使用しているスタジアム。プレミア34節でマンチェスター・シティに敗れたとはいえ、それまではリーグ戦で14戦負けなしと圧倒的な勝負強さを誇っていた。マンUにも、1月の対戦では2-0の完勝を収めている。
 
 試合はおそらく、トッテナムがボールを握り、マンUが重心を低くして守備を固める展開が予想される。

 そのトッテナムで鍵を握るのが、直近の公式戦5試合で5ゴールのクリスティアン・エリクセン。32節のチェルシー戦で見せたような強烈なミドルシュートで、相手の最終ラインをゴール前から引きはがせるかがポイントになりそうだ。
 
 マンUは中盤を3センターに変更後、ポール・ポグバが調子を上げている。ジョゼ・モウリーニョ監督との確執など雑音も聞こえてくるが、ピッチ上では躍動感あふれるパフォーマンスを見せている。ボール奪取からそのまま持ち上がってのスピードに乗ったカウンター攻撃は、相手守備陣にとっても脅威になるはずだ。
 
 マンUとしては、「失意のシーズン」と記憶されないためにも、このFAカップのタイトルは喉から手が出るほど欲しい。また、モウリーニョ監督がどんな策を講じてくるかも見どころのひとつだ。
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