クロップ監督が練習でリバプールの選手たちに「裸になろう!」と呼びかけた理由は!?

2018年04月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「選手も現状を楽しんでいる」

クロップ監督(左)が現状を楽しんでいるように、「サラー・フィーバー」は好調のチームにとって好影響を及ぼしているようだ。 (C) Getty Images

 現在、プレミアリーグでは3位につけており、チャンピオンズ・リーグ(CL)ではマンチェスター・シティを撃破して11年ぶりの準決勝進出を果たしたリバプール。今シーズンは充実した時を過ごしている彼らだが、なかでも凄まじい勢いを見せているのが、ここまでリーグで30点を挙げているモハメド・サラーだ。
 
 今シーズン、ローマからクラブ最高額の移籍金で加入したエジプト代表FWは、抜群の得点力を発揮してリーグの得点ランキングでは同じく好調のハリー・ケイン(トッテナム)を抑えて堂々トップを快走。公式戦トータルでの得点数は40に達している。
 
 今夏にはロシア・ワールドカップでの活躍も期待されるサラーについて、リバプールのユルゲン・クロップ監督もことあるごとに称賛の言葉を発しているが、サラーが日に日に注目度を高めていることを、ドイツ人指揮官は楽しんでもいるようだ。
 
「みんな、モー(サラーの愛称)が過剰なほど注目されている現状を楽しんでいるよ。選手たちもね。モーを含めて、本当に良いチームだ」(『デイリーメール』より)
 
 クロップ監督はまた、CLのマンチェスター・C戦前の練習での逸話も明かしている。
 
「私は選手に言ったんだ。『さあ、みんな、裸になろう! 大丈夫、誰にも気づかないから』とね。実際、誰もモーのことしか注目してないんだよ(笑)」
 
 しかし、その状況は、チームに何ら悪影響を与えていないと指揮官は断言する。
 
「全く問題はない。むしろ、モーには感謝しないとね。チームは今、(CL準決勝の)ローマ戦(4月24日・5月2日)に向けて集中している。彼への過剰な注目が今後もおさまるとは思えないが、それも全てOKさ」
 
 ムードの良さを窺えるリバプール。残りわずかにとなったシーズンにおいて、サラーを中心に好調を維持し、最高のフィナーレを迎えることができだろうか。
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