【浦和】旧知の恩師が愛のムチ! 絶妙アシストも終盤に足をつった18歳・橋岡に大槻監督が求めたのは?

2018年04月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

中3日で2戦連続フル出場、連勝に貢献

興梠へ見事なピンポイントクロスを供給し、1アシストをマークした橋岡。指揮官の抜擢に応える活躍を見せた。写真:徳原隆元

[J1リーグ8節]浦和2-1清水/4月15日/埼玉

 浦和が大槻毅監督の就任後から3連勝を飾った。

 浦和は23分、左サイドからの菊池大介のクロスに興梠慎三が頭で合わせ先制。さらに29分には、右サイドをドリブルで駆け上がった橋岡大樹のクロスに再び興梠がヘディングシュートを流し込み追加点を奪う。後半は、清水に1点を返され、さらに劣勢に立たされたものの懸命の守りでゴールを死守。最後は、なんとか1点差で逃げ切った。

 試合後、フラッシュインタビューに応じた大槻監督は、「前半と後半で全く違う顔を見せてしまったという試合でしたけど、なによりこの3連戦で勝点9を獲れたことを非常に喜んでいます」と、苦しみながらも3連勝という結果に安どの表情を見せた。

 とりわけ終盤は、清水の猛攻に晒されピッチに倒れ込む選手も目立ったが、大槻監督は「1点取られたあとに我慢するとか、全員でひとつになって勝利に向かうこととか、守備の面では(良い面が)出たんじゃじゃないでしょうか」と語り、チームの粘り強さや一体感を讃えた。

 なかでも昨季まで大槻監督が指揮官を務めた浦和ユースでの教え子であり、3日前にフル出場した神戸戦に続き先発起用したルーキーの橋岡大樹は、この日もフル出場。興梠への絶妙なアシストとともに、終盤には足をつって倒れ込むほど死力を尽くして戦った。

 そんな中3日の連戦で奮闘した18歳に対して大槻監督は、「よく知っていますからね。もっと走ってもらわないと。でも期待しています」と話し、"愛のムチ"ととれる檄を飛ばした。

 指揮官は「彼(橋岡)だけじゃなく、トレーニングからみんな本当によく走っているので、また次のゲームに向けて頑張らせたい」と、選手を労うとともに、さらに続く連戦に視線を向けた。

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