豪州はベトナムに8-0!! 高倉監督が「韓国と違う」「速いFW」と警戒のカーは2得点!

2018年04月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

豪州戦へ「スピードへの対応が大事になる」

豪州戦に向けて「勝点をしっかり獲って出場権を獲りたい」と抱負を語った高倉監督。(C) Getty Images

 日本時間の4月10日深夜に行なわれた韓国戦を0-0の引き分けとした「なでしこジャパン」は、ワールドカップ出場決定を次のオーストラリア戦に持ち越すこととなった。

 なでしこジャパンの高倉麻子監督は韓国戦を振り返り、「後半はゴール前に行くシーンを増やしていこうという狙いがあったが、決め切れずに引き分けになった。勝点1は獲れたので、次に集中していきたい」と語った。

 前半は韓国の激しい当たりに押し込まれる場面が目立った。高倉監督も「相手の勢いに負けて、ピンチになるシーンもあった」と認める。しかし、その前半をなんとか無失点で切り抜けると、後半は「前でボールを収めて起点になることを期待した」という菅澤優衣香を投入して反撃。決定機も作り出したが、「もうひとつゴール前に入って行くパワーが足りなかった」と、勝ち切れなかった要因にゴール前の迫力不足を挙げた。

 日韓戦の引き分けによって、ワールドカップ出場はグループステージ最終戦のオーストラリア戦に持ち越されたが、高倉監督は「厳しい試合になる」と気を引き締める。
「韓国と違って、前に非常に速い選手がいるので、厳しい試合になると思いますけど、ここをしっかり全員で戦い、しっかり勝点を獲って、出場権を獲りたい」
 
 その最終戦で対戦するオーストラリアは、日本が初戦で4-0と勝利したベトナムに8-0の大勝。おそらく高倉監督が警戒する選手に挙げられる24歳FWのエース、サマンサ・カーは、2得点と存在感を示している。

「スピードへの対応は大事になってくると思う」とオーストラリア戦へのポイントを挙げた指揮官。最後は、「自分たちの良いところという意味では、今日の(韓国戦の)後半は少しボールが動いたかなと思いますけど、それを信じて自分たちのサッカーをやっていきたい」と、オーストラリア戦へ決意を述べている。
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