「とても最高の関係じゃない」マンC優勝を阻止したポグバとペップの不仲をモウリーニョが漏らす

2018年04月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

ポグバにしっぺ返しを食らったペップ。

一大決戦となったダービーマッチで殊勝なパフォーマンスを見せつけたポグバ(右)。前日に交渉の実を暴露したグアルディオラ(左)にとっては痛烈なしっぺ返しとなった。 (C) Getty Images

 サッカー界屈指のカリスマ指揮官は、試合前日の会見で、移籍交渉の舞台裏を"暴露"した選手に痛烈なしっぺ返しを食らった。
 
 マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、現地時間4月7日の会見で、名うての代理人ミーノ・ライオラがポール・ポグバとヘンリク・ムヒタリアンを売り込んできたと明かしていた。これに対してライオラは、シティと話し合っただけであり、グアルディオラに売り込んだのではないと話している。
 
 犬猿の仲である両者の舌戦も興味深いが、何より面白かったのは、会見の翌日に行なわれたプレミアリーグ第33節のマンチェスター・ダービーで、渦中のポグバが大活躍したことだった。

 

 シティが勝てば、プレミア史上最速の優勝決定となるダービーは、前半に2点を先行されたユナイテッドが、後半にポグバの2ゴールで試合を振り出しに戻し、最後はクリス・スモーリングの決勝点で逆転勝利をもぎ取った。
 
 宿敵相手に優勝を決める最高のシナリオを夢見ていたシティにとっては、ポグバの2得点に泣かされた形だ。当然、試合後には、前日に物議を醸したグアルディオラの発言が話題となったのは言うまでもない。
 
 アメリカのスポーツ専門メディア『ESPN』によると、ユナイテッドの指揮官ジョゼ・モウリーニョは、「私もよく間違いを犯す。問題はない。私はそのことを考えもしなかった」と、グアルディオラの"暴露"は、「間違いだった」としつつ、取り立てて騒ぐことではないと述べた。
 
 モウリーニョは、さらに「我々はグアルディオラとミーノをよく知っている。彼らは最高の関係にあるわけではない。だから、互いにちょっと触れることがあったりするのは普通のことだ。だが、心配することはない。私は怒っていないし、ポグバとその件について話してもいない」とし、さらに続けた。
 
「私は試合のことだけに集中していた。ポールも同じだと思う。彼のプレーは、試合に集中していないとできるものではなかったからね」
 
 ただ、ポグバ自身はグアルディオラ監の前日発言が報道された際、ツイッターで「なんだって?」とつぶやいていただけに、自身のエージェントと対立するグアルディオラの発言に奮起していたのかもしれない。
 
 
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