「日本は誰かがおかしくなったのか!?」ポーランド・メディアが急転直下のハリル解任を辛辣批評!

2018年04月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

後任は「マコト・テグラモリ」と推測

2015年3月から約3年に渡って日本を率い、ワールドカップ出場も手にしていたハリルホジッチ。この電撃解任にロシア・ワールドカップで対戦するライバル国も困惑している。 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 日本でも衝撃が走ったヴァイッド・ハリルホジッチ監督の解任報道をロシア・ワールドカップの対戦国メディアは、どう見ているのか。とりわけ驚きを持って報じているのが、グループステージ第3戦で激突するポーランドのメディアだ。
 
 同国のスポーツ専門メディア『sportowefakty』は、「日本が急転! ハリルホジッチが解任される!」と見出しを打ち、「ヴァイッド・ハリルホジッチは日本代表監督の地位から退くことになった」と、ライバル国の指揮官の去就について報じた。
 
 さらに同メディアは、「後任はハリルホジッチ監督の下でアシスタントを務め、かつては日本のオリンピック世代を率いた経験を持つマコト・テグラモリであることは間違いない」と、日本代表でコーチを務める手倉森誠氏の就任を断定的に伝えている。
 
 また、ポーランドの地元紙『SuperExpress』も日本代表の決定を「グループステージのライバル日本に、現時点で監督がいなくなった! 日本はハリルホジッチを解任した!」とショッキングな出来事として報道。そのうえで、JFAの決断を辛辣に批評している。
 
「ロシア・ワールドカップまで2か月だ。各国が最終準備に向けて戦術的にも非常に大事な期間にもかかわらず、ハリルホジッチはオフィスを離れることになった。日本は誰かがおかしくなったのか?」
 
 ハリルホジッチ解任を衝撃的に伝えた同紙は後任人事についても推測しており、「日本代表は大革命を望んでいない。ハリルホジッチ監督の下でアシスタントを務めていた、マコト・テグラモリが任務にあたるはずだ」とリポートした。
 
 さらに同記事内の文末では、「日本はここ何十年間にもわたって、組織化された『パターンの国』である。しかし、そんな日本で、ここまで想定外の人事が起きると想定できただろうか」とまとめている。
 
 世界各国で衝撃を与えている日本代表指揮官の電撃解任報道に、ロシア・ワールドカップで激突するライバル国も戸惑いを隠せないようだ。
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