「大金を置き去りにした」アメリカを席巻する”2大スター”大谷翔平とイブラに米老舗紙記者が驚嘆!

2018年04月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

大金よりもアメリカンドリーム!

ともに今シーズンからロサンゼルスに活動拠点を移した大谷(左)とイブラヒモビッチ(右)。ともに地元メディアから高い評価を受けている。 (C) Getty Images

 アメリカ・スポーツ界を賑わせる二人のビッグスターへの注目度は、日増しに高まっている。MLBのロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平とMLSのロサンゼルス・ギャラクシーのズラタン・イブラヒモビッチだ。
 
 今シーズンから日本ハムからエンゼルスに加入し、メジャーに挑戦している大谷は、4月1日にピッチャーとして初登板・初勝利を挙げ、さらにバッターとしては、4月4日から3試合連続でホームランを放った。
 
 一方のイブラヒモビッチも3月23日にマンチェスター・ユナイテッドとの契約を解除し、LAギャラクシーに電撃移籍を果たすと、4月1日に行なわれたロサンゼルスFCとのデビュー戦でいきなり2ゴールをマーク。地元メディアから「筆舌に尽くしがたい」と賛辞を受けた。
 

 かつて"二刀流"でメジャーを席巻した「野球の神様」ベーブ・ルースが1930年にやってのけた、先発投手での勝利と3戦連続アーチという偉業を成した大谷と、自らを「神」と呼ぶサッカー界のカリスマ、イブラヒモビッチ。両者の凄み語ったのは、地元の老舗紙『Los Angeles Times』のディラン・ヘルナンデス記者だ。

 彼は、自身のツイッターで次のように綴っている。
 
「ロサンゼルスにやってきた2人のニュースターは、ともにテーブルの上の大金を置き去りにした。大谷はメジャー挑戦を、あと2年待たなかったことで2億ドル(約214億円)を犠牲にし、ズラタンは中国からの1億ドル(約107億円)のオファーを拒否してきたんだ」

  MLBでは2016年から、新労使協定により、25歳以下の米国外の国籍を持つ選手については、ポスティング費用を除き、契約金575万ドル(約6億4000万円)という上限が設けられている。23歳でメジャー挑戦となった大谷だが、あと2年待てば、年俸総額200億円超えるオファーを受けられるはずだった。
 
 しかし、二刀流での挑戦を期した若きサムライは、大金よりも、今すぐにアメリカでの夢を掴みに行くことを選択した。

 一方、サッカー界のレジェンドであるイブラヒモビッチが、中国からのギガオファーを蹴っていたというニュースが世界に流れたのは、ついに先日のこと。元スウェーデン代表FWは「カネが全てじゃない」として、LAギャラクシーと2年総額300万ドル(約3億2000万円)で契約を交わした。

 ともに、衝撃的デビューを飾った大谷とイブラヒモビッチ。奇しくも同じロサンゼルスで新たな挑戦を開始した二人のトッププレーヤーへの反響は、しばらく収まる気配がない。競技は違えど、両者のパフォーマンスに注目したい。

次ページ【動画】FIFA公式も絶賛したイブラヒモビッチの鮮やかすぎるボレー弾!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事