４月６日に開幕した女子アジアカップで、２連覇を狙うなでしこジャパンが快勝で白星スタートを切った。

　７日、ベトナムとのグループステージ初戦に臨んだ日本は、立ち上がりから優位に試合を運んだ。３分には増矢理花のパスを受けた横山久美が右足でネットを揺らし、早くも先制点をゲット。さらに17分にも岩渕真奈のクロスを中島依美が合わせて追加点を奪う。

　前半を２点リードで折り返した日本は、後半も効率よく加点。57分、CKのこぼれ球をボランチで先発の猶本光がダイレクトでシュート性のクロスを入れると、これに岩渕が合わせて３点目。この日、幾度もチャンスを迎えながら決め切れなかった岩渕に待望のゴールが生まれた。

　さらに66分には、岩渕からのスルーパスに左サイドバックの鮫島彩が抜け出すと、シュートはGKの好守に遭ったものの、こぼれ球を途中出場の田中美南が押し込み４点目を奪った。

　４点のリードを奪った日本は80分、２年ぶりに代表復帰を果たした川澄奈穂美を投入。川澄は攻守両面にわたって精力的に動き回り、終盤は日本の推進力と働きを見せた。

　結局、試合は４-０でタイムアップ。日本は、アジアカップ初戦を白星で飾った。

　日本は３日後の10日、韓国とのグループステージ第２戦を迎える。