「なぜ犬である私にポグバを売り込んだ?」ペップがスーパー代理人ライオラに痛烈な口撃!

2018年04月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

冬の移籍市場で2選手の獲得をシティに打診するも…

よもやのタイミングでライオラへの反撃に打って出たペップ。一方的に人格を否定され、腹に据えかねていたのだろう。(C)Getty Images

 事態はどうやら、あらぬ方向へ向かいつつあるようだ。
 
 4月6日、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が試合前日会見に登場。土曜日に迎えるマンチェスター・ユナイテッドとのローカルダービーで勝利すれば、自身初のプレミアリーグ制覇が確定する。
 
 その会見場が騒然となったのは、ペップが意外な事実を口にしたからだ。「代理人のミーノ・ライオラがこの冬に売り込んできたよ。ポール・ポグバとヘンリク・ムヒタリアンをね」と発言。そして「おかしいじゃないか。なぜ彼は"卑怯者の犬"と揶揄した指揮官の元に大事な選手を売りつけるんだい?」と、皮肉交じりに口撃したのである。

 
 これには伏線があった。ちょうど10日ほど前の3月25日、ライオラは母国オランダの雑誌インタビューに応え、過去にバルセロナでグアルディオラがズラタン・イブラヒモビッチに対して取った態度を糾弾し、「ペップは素晴らしい指揮官なのは間違いないが、ひととしてはゼロだ。卑怯者の犬だ」と吐き捨て、「彼が指揮を執るチームに私の選手たちを移籍させることはない」と断言していた。ペップが会見で語った顛末が真実ならば、どうにも辻褄が合わない。
 
 冬の移籍市場を前に、マンUで立場が危うくなっていたのが、ライオラの顧客であるムヒタリアンとポグバだ。結果的に前者がアーセナルへ、後者は残留という結論に至ったが、シティにも獲得の申し出をしていたということか。
 
 スペイン人指揮官はこう続ける。
 
「私はそんなにバッドガイで、卑怯者だろうか。彼(ライオラ)とは話したこともないから、なぜそんなことを言うのか理解に苦しむ。仮に私をそのような人間だと考えているのだとしなら、どうして2か月前、ポグバとムヒタリアンを預けようと考えたのか? ホワイ? 私のような者に託すべきではないだろう」
 
 さらに、「彼は私を犬呼ばわりしたが、犬に失礼だろう。犬に敬意を払うべきだよ」とジョークを交え、「もちろん回答はノーだった。ポグバは本当に最高のフットボーラーだが、獲得するには高額すぎるよ。それに、もっと素晴らしい人格を持った指揮官のところに預けたほうがいいしね」と、最後まで皮肉たっぷりだった。
 
 だが、これで話は終わらなかった。ペップ発言に対して、ライオラ軍団が応戦したのだ。

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