監督交代の浦和、新体制初陣は広島とスコアレスドローに

2018年04月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

互いにスタメン総入れ替えで挑むも決定打は打てず

ナバウトは強靭なフィジカルを活かして攻守に奮闘した。(C)J.LEAGUE PHOTOS

[ルヴァン杯グループステージ3節]広島0-0浦和/4月4日/Eスタ

 ルヴァンカップのグループステージ3節・広島対浦和が4日、エディオンスタジアム広島で行なわれ、0-0の引き分けに終わった。この結果、広島はCグループの首位をキープ。浦和はG大阪に抜かれ、3位に後退した。
 
 試合は互いにフレッシュな面々がスタメンを飾った。広島、浦和ともに直前のリーグ戦から総入れ替え。ホームの広島はティーラシンや川辺駿らが先発に名を連ね、2日前に堀孝史監督を解任し、大槻毅暫定監督が指揮する浦和は、怪我から復帰した森脇良太やルーキーの荻原拓也、新加入のアンドリュー・ナバウトらを起用した。
 
 静かな立ち上がりを見せた試合は、25分も過ぎた頃から互いにゴールを脅かす場面が生まれ始める。
 
 広島は27分、ティーラシンのポストプレーを受けた川辺が左サイドを持ち上がってクロスを供給。最後はゴール前に走り込んだティーラシンが決定的な場面を迎える。一方の浦和も直後の28分にナバウトがドリブルでエリア内に持ち込み、豪快なシュートを放った。いずれもGKにセーブされたが、ゴールになっていてもおかしくないシーンだった。
 
 浦和はさらに前半終了間際にマルティノスのクロスに李忠成が飛び込んで惜しい場面を迎えたが、わずかに合わず。0-0でハーフタイムに突入する。
 
 後半に入ると、広島がティーラシンに代えて工藤壮人を投入し、前線をテコ入れする。対する浦和も58分に荻原を下げて長澤和輝を送り込み、1点を狙った。
 
 しかし、互いに集中力が高く、守備に綻びが生まれない。浦和は右サイドのマルティノスが積極的に突破を狙うも、クロスが撥ね返されてチャンスに結びつかず。広島は試合終盤に工藤がクロスに合わせて惜しいシュートを放ったが、これは枠を外れた。
 
 結局、互いにゴールが奪えないまま試合は終了。0-0で勝点1を分け合った。
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