英5部で生まれた劇的AT弾が話題沸騰! 観れば観るほど味わい深い!?

2018年04月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

誰もがゴールと確信した刹那、ボールが水溜りで急停止!

決勝点奪取のヒーローになりそこねたのが、マクルスフィールドのFWマーシュ(左)。喜ぶのが少し早すぎた。(C)Getty Images

 英サッカー専門誌『FourFourTwo』が動画付きで紹介したのは、世にも奇妙なゴールシーンだ。
 
 先週金曜日、イングランドの実質5部に該当するノンリーグ(カンファレンス・プレミア)で行なわれた注目試合だ。首位を走るマクルスフィールドと残留争いの最中にあるウォキングの一戦は、2-2のスコアのまま後半アディショナルタイムに突入。その94分に、劇的な決勝点が生まれた。3ポイントをゲットしたのは、アウェーのマクスルフィールドである。

 
 ふたつのヘディングを繋いで敵ゴール前にボールがこぼれ、呼応したマクスルフィールドのFWタイロン・マーシュが左足でちょこんと蹴り出してGKを抜いた。誰もがゴールを疑わなかったが、この日のピッチは降りしきる雨の影響でドロンコ状態。ゴール前に大きな水溜りがあり、なんとボールがそこで止まってしまったのだ。

 
 それに気づいていないマーシュはすでに喜びのランを始め、完全に諦めていた相手DFもゴールが決まったものと思い込み、頭を抱えてしまっている。反応したのはGKと、マクスルフィールドのアタッカーのふたり。ともに必死の形相でボールを追って競り勝ったのは……アウェーチームのFWダニー・ホワイトヘッドが身体ごと押し込んだ。
 
 同誌は「観れば観るほど味わい深い劇的ゴール」と評した。ボールを追わないDFに対して「なにやってんだ!?」とジェスチャーで抗議する味方選手など、登場人物のさまざまな様子が窺える、まるで映画の1シーンのような出来栄えだ。

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