ポグバ、モウリーニョ監督との確執否定も去就は明言せず「状況は変わり得るものだ」

2018年04月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

ユベントスのファンは7割以上が「復帰歓迎」

スウォンジー戦で久々にスタメンに名を連ねたポグバ。今シーズン終了後の動向が注目されるひとりだ。(C)Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバは、現地時間3月31日のプレミアリーグ32節スウォンジー戦で、公式戦4試合ぶりに先発出場を果たした。

 セビージャとのチャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント1回戦第2レグなど、重要な試合でベンチスタートとなったことで、ポグバはジョゼ・モウリーニョ監督との関係悪化が騒がれていたところだ。

 だが、英『Sky Sports』によると、ポグバはフランス『Telefoot』のインタビューで「これまで(ベンチ降格が)なかったのは事実だけど、それは僕をさらに強くしてくれる。強くなるために、こういう時期も乗り越えなければいけない」と、指揮官の決定を尊重していると述べた。

「モウリーニョ監督との間に問題はないよ。メンバーを選ぶのは僕じゃない。自分の出場機会が減った理由が知りたければ、それは監督に直接聞いてくれ。僕は監督のチョイスをリスペクトしている」

 
 ただ、ポグバとモウリーニョ監督の緊張関係から、シーズン後の去就を巡る噂が後を絶たないのも事実だ。ポグバ自身も今回、ユナイテッドを離れる可能性について「話すには早すぎる。状況は変わり得るものだ」と含みを持たせた。

 それでも、パリ・サンジェルマンのネイマールとプレーしてみたいと話したことについては、「たしかにネイマールやリオネル・メッシ、クリスチアーノ・ロナウドらとプレーするのが夢だとは言ったけど、移籍を望んでいるという意味ではない」と、過剰な騒ぎにすべきでないとクギを刺している。

 パリSGのほか、レアル・マドリーへの移籍やユベントスへの復帰も噂されるポグバ。少なくとも、古巣のサポーターは、かつて10番を背負った男の復帰を歓迎しているようだ。イタリア『Mediaset』のアンケートによると、1万5000人近いユーザーのうち73%が「ポグバの復帰を希望する」と回答した。

 2016年8月にユベントスから当時の世界最高額でユナイテッドに復帰したものの、その金額に見合う活躍を残していないとの指摘が少なくないポグバは、今シーズン終了後にどのような決断を下すのだろうか。
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