「史上最も記憶に残るデビュー」「筆舌尽くしがたい」2ゴールを決めたイブラヒモビッチに地元紙も唸る!

2018年04月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ファンに“ズラタン”を与えてやった」。

華々しいデビューを飾ったイブラヒモビッチ。周囲の期待に応える見事なパフォーマンスだった。 (C) Getty Images

 ハリウッドのお膝元で"百獣の王"は華々しいスタートを切った。
 
 現地時間3月31日、アメリカのメジャーリーグサッカー5節が行なわれ、ロサンゼルス・ギャラクシーが同じ街のライバル、ロサンゼルスFCを4-3で撃破した。このダービーマッチで格の違いを見せつけたのは、LAギャラクシーに入団したばかりの元スウェーデン代表FW、ズラタン・イブラヒモビッチだった。
 
 30日に入団会見を行なったばかりのイブラヒモビッチがピッチに登場したのは、チームが2-3とリードされた71分だ。ここからファンを虜にする圧巻のゴールショーを見せつける。
 
 まずは、77分。味方が自陣から跳ね返したルーズボールを相手陣内で受けたイブラヒモビッチは、ゴールまで約35メートルの位置で右足を一閃。ハーフボレーから放たれた強烈なドライブシュートは、前掛かりになっていたGKの頭上を越え、ゴールネットに突き刺さった。
 
 このスーパーゴールでロサンゼルスのファンを沸かせたイブラヒモビッチは、後半アディショナルタイムの1分にも魅せる。左サイドを駆け上がった元イングランド代表DFアシュリー・コールからのクロスに頭で合わせ、逆転弾を決めたのだ。

 
 わずか20分で2ゴールというセンセーショナルなデビューを飾ったイブラヒモビッチは、前日の入団会見で「アドレナリンが漲っている。見てからのお楽しみだ」と活躍を誓っていたが、まさに有言実行のパフォーマンスとなった。
 
 そんなイブラヒモビッチだが、試合後もエンジン全開でゴールを決められた要因をあかしている。
 
「俺はファンが『ズラタンを見せろ。ズラタンを欲している』ってチャントしていたのを聞いた。だからファンにズラタンを与えてやったんだ」
 
 まさに千両役者っぷりを見せつけたイブラヒモビッチへは地元紙『Los Angeles Times』も絶賛している。「最も記憶に残るデビューだ」と伝えた同紙は、さらにスーパースターへの賛辞を綴っている。
 
「イブラヒモビッチは、MLS史上で最も記憶に残る良いスタートを切った。非現実的とまではいかないが、彼がやってのけたことは筆舌に尽くしがたい。イブラヒモビッチの登場は誰の予想も上回る最も凄まじいデビューだ」
 
 デビュー戦で鮮烈なインパクトを残したイブラヒモビッチ。「勝つためにここにきた」と宣言する男は、ここからどのような伝説を築き上げるのか。そのパフォーマンスから目が離せない。
 

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