ユーベがミランから会心の勝利! 2位ナポリとの勝点差を広げてリーグ7連覇に前進

2018年04月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

ボヌッチの渾身の一撃で追いついたミランだったが…。

ディバラの1G1Aの活躍で強敵ミランを撃破したユベントスは、スクデット獲得にまた一歩前進した。 (C) REUTERS/AFLO

 現地3月31日、セリエA第30節が行なわれ、ユベントスが3-1でミランから会心の一勝を挙げた。
 
 首位に立つユベントスと10戦負けなしのミランという好調同士の対戦は6分にゴンサロ・イグアインが放ったミドルシュートを枠に飛ばして幕が開けると、その2分後には早くもスコアが動いた。
 
 8分、ミラレム・ピャニッチからの楔のパスをバイタルエリアで受け取ったパウロ・ディバラが、左足一閃! これがゴール右下隅に吸い込まれた。
 
 ホームチームがさっそく均衡を破った試合は、徐々に出鼻を挫かれたミランがボールを支配するようになってチャンスを創出。16分にハカン・チャルハノールのクロスにアンドレ・シウバが合わせたヘディングは惜しくも枠を外れたが、アウェーチームは粘り強く攻め立てて、ついにユベントスの堅牢を崩す。
 
 28分、チャルハノールが蹴った左CKからの絶妙なボールにレオナルド・ボヌッチが飛び込んでネットを揺らしたのだ。
 
 古巣相手に決めたボヌッチの渾身の一撃で、相手の公式戦連続無失点試合を「11」で止めたミランに対し、ユベントスも慌てることなく応戦。一進一退の攻防戦となった試合は1-1でハーフタイムに突入した。

 
 迎えた後半、主導権を握ったのはミランだった。54分にチャルハノールがポスト直撃のロングシュート見舞えば、69分には相手ゴール前でフリーとなっていたジャコモ・ボナベントゥーラが右足で狙ったが、渾身のシュートは枠を大きく外れた。
 
 前半とは打って変わって出鼻を挫かれたユベントスは、後半開始直後から投入したドウグラス・コスタを配した左サイドを起点に攻勢に出たが、ミランの統率の取れた守備網を打ち破れずに苦戦が続いた。
 
 その後も緊張感の中で進行した試合は、時間の経過とともに両軍とも疲労の色も見せ始めるなか、コロンビア代表ドリブラーが勝ち越し弾を決める。
 
 79分、左サイドを駆け上がったサミ・ケディラが絶妙なクロスボールをファーサイドに供給。これに後半開始とともにピッチに送り出されていたファン・ギジェルモ・クアドラードがダイビングヘッドで合わせた。
 
 元ミラン指揮官のマッシミリアーノ・アッレグリの交代策が的中し、勝ち越しに成功したユベントスは、直後から自陣にリトリート。80分に若きCFパトリック・クトローネと投入し、FWの枚数を増やしたミランの猛攻を凌ぐと、87分にダメ押し点を奪う。
 
 右サイドから攻め上がったD・コスタが、股抜きパスをディバラに繋ぐと、アルゼンチン代表FWは、グラウンダーのクロスをボックス内に供給。そこに走り込んできたケディラが右足で豪快にフィニッシュした。
 
 途中まで追い込まれながら試合終盤で勝ち越し、さらに雌雄を決定付ける勝負強さを見せたユベントスは、ミランの連勝を食い止めて首位を堅持。試合前に別会場でサッスオーロに1-1と引き分けていた2位ナポリとの勝点差を4に広げた。
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