依然最下位に低迷のクルピ・ガンバ… 「最悪」状況下での15連戦で指揮官が望むのは?

2018年03月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

2点差を追いついた戦いぶりに「意地を見せることができた」とも。

G大阪を率いるレヴィー・クルピ監督。チームは開幕から5戦勝ちなしの危機的状況だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部

[J1リーグ5節]FC東京3-2G大阪/3月31日/味スタ

 開幕から5戦未勝利で依然最下位に沈むガンバ大阪のレヴィー・クルピ監督が苦しい胸の内を、試合後のフラッシュインタビューで打ち明けている。


 前半に2点を先行されながら、いったんは追いつく粘りを見せたG大阪だったが、64分のディエゴ・オリヴェイラの強烈な一発に沈んだ。クルピ監督は、「敗戦は最悪の結果というしかない」としながらも、「後半、選手たちは意地を見せることができた。ネガティブな結果ではあるが、その意地を試合の立ち上がりから見せなければならない」と、2点のビハインドを跳ね返した粘りを評価しつつ、試合を総括した。

 さらに「パフォーマンスは決して悪くなかったと思うし、そこはプラスに捉えたい」とする一方で、「まだまだ修正すべきことは多い」と語り、収穫もあった反面、依然として課題が山積している現状に言及した。

 J1リーグは今節から5月下旬まで、カップ戦を含めて週末とミッドウィークに試合を行なう15連戦に突入。「最悪の」チーム状態のなか、地獄の連戦を迎えなければならない状況にクルピ監督は「我々はまだ連係に問題を抱えているが、こういう連戦のなかでは怪我もあるし、試合中の交代もどんどんやっていく必要がある」と総力戦で臨む構え。

 さらに、「ほとんどの選手に、試合に関わるチャンスが出てくると思うので、選手たちがどんなプレーを見せてくれるのか楽しみにしたい」と、新たな戦力の台頭にも期待をしているようだった。

 G大阪は、5節を終えて、1分け4敗のわずか勝点1。果たして、15連戦を終えた時にチームはこのトンネルを抜け出せているだろうか。

【FC東京3-2G大阪 PHOTO】激しい点の取り合いを制した東京が連勝!
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