日本もW杯で要警戒! 韓国代表GKが直接対決で感じたレバンドフスキの凄み

2018年03月31日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

やはり警戒したいのはあのストライカー。

韓国代表のキム・スンギュがポーランド戦について振り返った。写真●山崎 賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 3月27日(現地時間)、韓国代表は日本代表がロシア・ワールドカップで対戦するポーランド代表と国際親善試合を行ない、2-3で敗れた。その試合でGKを務めた神戸のキム・スンギュに、ポーランドについて聞いてみた。
 
 すると、FIFAランク6位の強豪を相手に感じたふたつの脅威を教えてくれた。
 
 まずひとつ目は、やはりFWの決定力の高さだ。1トップに君臨するバイエルンのレバンドフスキは、韓国にもその実力を見せた。32分、左サイドからクロスが送られると、頭で合わせて先制点をゲット。相手を背負っているにもかかわらず、ややバックヘッド気味の高度なゴールを奪った。
 
 得点を許したキム・スンギュは「前線に決定力があるフォワードがいるので、ひとつのミスも命取りになる。レバンドフスキは(チャンスを)取りこぼさないフォワード。なので、そういった部分でしっかりと準備をしないといけないと思う」と日本にもレバンドフスキへの警戒を促した。
 
 ふたつ目は、流動的なサッカーだ。それが顕著に表われたのは2得点目だろう。45分、最終ラインから流れるようにパスをつないで相手を崩し、最後は右からのスルーパスに抜け出したグロシツキが冷静にシュートを沈めた。7人がゴールに絡んだ、好連係が見えたシーンだった。
 
 その場面について韓国代表GKは「全体的に活気があって、(多くの選手が)よく動くサッカーをする」と振り返った。
 
 その後、ゲームは85分と87分に韓国がゴールを挙げて同点にしたものの、後半アディショナルタイムにポーランドが勝ち越し弾を決めてタイムアップとなった。
 
 結果的に接戦になったが、キム・スンギュは前半の2失点でポーランドの実力を痛感したようだ。日本代表もロシア・ワールドカップで警戒したい。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
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