先週からのインターナショナルマッチウイークによって欧州の主要リーグは、束の間の中断期間を迎えていた。そんななか、各クラブはさまざまな企画をファンに提供し、話題を作っている。
 
　そのなかで面白い企画を発信したのはリバプールだ。今シーズンからチームに加わり、プレミアリーグで得点ランクトップの28ゴールを挙げているモハメド・サラーがドッキリを仕掛けた。
 
　そのドッキリの内容はこうだ。
 
　まず、リバプールは地元の子どもたちを集め、チームのゴール動画を実況させるというニセ企画を敢行。その撮影スタジオの紙で出来た壁の向こうにはサラーが隠れており、ゴールが決まった瞬間に実況をする子どもたちの前に飛び出してくるというものだ。
 
　実況者になりきって真剣に取り組む子どもたちが、「ゴーーール！ サラーがやりました！」と叫ぶと、壁の向こうから「イエーース！！」とサラー本人が登場。これに子どもたちは鳩が豆鉄砲を食ったように目を丸くし、驚きを隠せない表情を浮かべ、場を和ませた。

 

　仕掛け人となったサラーは、「子どもたちがしらけなくてホッとしたよ。彼らと喜びを分かち合えて良かった。良いサプライズになったと思う」と安堵したが、ターゲットとなった側は、ビッグスターのまさかの登場に興奮を抑えられない様子で、次のコメントを残している。
 
「オーマイガー！」
「本当にアメージングさ。心臓が飛び出るかと思った」
「サラーが出てきた瞬間に息が止まりそうになった」
「泣きそうになったよ。だって本物のサラーがそこにいるんだよ！」
「彼は神。さすが"エジプト王"だ」
 
　ユニークな企画を提供したリバプールは、プレミアリーグ再開初戦となる敵地でのクリスタル・パレス戦でもファンを楽しませられるのか。ゴールラッシュを決めているサラーのパフォーマンスも含めて注目したい。