MLSクラブのオーナーとなったベッカムの野望を英紙がスクープ!「元マンUの両雄獲得を目指す」

2018年03月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

2020年の正式参入に向けて名伯楽の招聘も画策。

ルーニー(左)とC・ロナウド(右)という両雄の獲得を目指すベッカム(中央)は、オーナーとしてドリームチームを作り上げようとしているようだ。 (C) Getty Images

 言わずと知れたサッカー界の貴公子・デイビッド・ベッカムは、引退後も精力的な活動を続け、ついには今年1月29日に参入が認められ、2020年のアメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)への正式参入を目指すクラブのオーナーとなった。
 
 現地3月23日にマンチェスター・Uとの契約を打ち切り、LAギャラクシーに電撃入団を果たしたズラタン・イブラヒモビッチに代表されるように、いまや多くのスター選手が居場所を求める場となっているMLS。キャリアの晩年である2007年7月から約2年半にわたってLAギャラクシーで活躍したベッカムは、まさに先駆者と言える存在だった。
 
 そんな貴公子は引退後も時代の先を行く。元スター選手として初となるMLSクラブオーナーとなったベッカム。チーム名はいまだ未定だが、マイアミを拠点として2万5000人収容のスタジアムを建設することは決まっており、「ファンに誇りに思ってもらえるよう常に努力し、スタジアムは足を運びたいと思えるような場所にしたい」と第一歩を踏み出したことを感慨深げに語っている。

 
 そんなベッカムの野望は計り知れない。英紙『Daily Mirror』によれば、2020年に向けて準備を進める元イングランド代表MFは、初代指揮官にかつてミランとパリで師弟関係にあったカルロ・アンチェロッティの招聘に動いているという。
 
 同紙によれば、ベッカムは2017年9月にバイエルンを解任されてからフリーとなっているアンチェロッティと今も良好な関係を築いており、経験豊富なイタリア人の名伯楽に電話で直談判をしたようだ。
 
 さらにチーム構成においても"ドリームチーム"を作り上げようとしている。なんとウェイン・ルーニー(現エバートン)とクリスチアーノ・ロナウド(現レアル・マドリー)のビッグスターを引き抜くことを画策していると、英紙『Daily Mail』が報じた。
 
 同紙は、「財政的なバランスを見ながら元マンチェスター・ユナイテッドの両雄獲得を目指している」とも書き綴っている。
 
 当のベッカムは、「よく『どの選手を獲得するの?』って聞かれるけど、まだその段階じゃない。もちろん獲得希望リストはあるけどね」と答をはぐらかしているが、華々しいスタートに向けて大物選手たちを迎え入れることはやぶさかではないだろう。
 
 はたして、ベッカムはいかなるチームを組織するのか。その一挙手一投足に注目したい。
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