【本田圭佑の主張】「ウクライナ戦は仮想ぶっつけ本番」「リスクを負える選手が今の代表にいるか」

2018年03月26日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「勝ちしかないとう気持ちをチームに浸透させていく」

ウクライナ戦で先発はあるのか。本田の起用法にも注目だ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 ウクライナ戦に向けての本田圭佑のスタンスは至ってシンプルだ。
 
「とにかく僕は、次のウクライナ戦は結果にこだわる。チームとして、その雰囲気を作っていきたいと思っています。いろんな余計なことにとらわれすぎていて、議論のポイントも全体的にちょっとレベルが低いような話が多すぎる。そもそもじゃあ、マリ戦の時と同じような戦い方をウクライナ戦でしていたら、0-3でやられるような認識のうえで、『でも、やられへんぞ』というところは少なくとも見せないといけない。最低、引き分けやし、はっきりいって勝たないといけないと思っているので」

 
 ウクライナの実力はマリ以上。しかも、監督はディナモ・キエフやミランで大活躍した"英雄"アンドリー・シェフチェンコだ。
 
「向こうは勝者のメンタリティを持っているシェフチェンコが監督をやっている以上、どういう相手にも全力で向かってくるのは間違いない。そういう意味ではぶっつけ本番、"仮想ぶっつけ本番"を想定できる。ちょっとこういうドタバタしている状況のなかでもワールドカップというのは戦わないといけないので、そこで立て直せるかどうかというのをメンタリティ的にも求められている」
 
 もはや内容にこだわっている場合ではない。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督と選手間にギャップがあるなかでチームがまとまるには、なにより勝利が必要なのだ。
 
「結果を出せば何も言われない。結果がでえへんかった時にビジョンと違うことをやった場合には言われる、そのリスクを選手が負えるかどうか、そして、そのリスクを負える選手が今の代表にいるかどうか、そこですね」
 
 その急先鋒に立とうとしているのが本田なのかもしれない。
 
「ウクライナ戦も普通にいけば負けるんじゃなくて、勝つんだと、引き分けではなく、勝ちしかないという気持ちをチームに浸透させていく。まずそこからです。それ前提でじゃあ、どうしようという逆算方程式です。
 
何事もポジティブに考えようと思ったら考えられるし、何事にもネガティブは付きまとうので、どんな状況でもポジティブに考えることが必要。今はそれをやらないといけないんじゃないかと思いますけどね」
 
 相変わらずの本田節である。先発起用が噂されるウクライナ戦で有言実行なるか。本田の一挙手一投足から目が離せない。
 
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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