【千葉】4戦未勝利からの2連勝。キーマン・熊谷アンドリューに訊いた「チームが復調した理由は?」

2018年03月25日 本田健介(サッカーダイジェスト)

「前線が追ってくれると後ろは助かる」

京都戦で貴重な追加点を挙げた熊谷。試合後にはサポーターとともに連勝を喜んだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J2リーグ6節]千葉2-0京都/3月25日/フクアリ
 
 3月25日にJ2の6節が行なわれ、千葉は京都を2-0で下した。
 
 勝利の立役者になったのはダブルボランチの一角で先発した熊谷アンドリューだ。1-0とリードして迎えた27分、味方のシュートのこぼれ球に素早く反応すると「読まれていたんですが、入って良かったです」とGKとの1対1を冷静に制して、貴重な追加点を奪った。
 
 1分3敗とスタートに躓いたチームは、4日前の讃岐戦に6-1で快勝すると、京都戦で連勝を飾った。ここ2戦は4-3-3から3-4-2-1へシステム変更したが、これが奏功している形だ。では戦い方として具体的に何が変わったのか。熊谷に率直に訊いてみた。
 
「フォーメーションもそうですが、(シャドーに入る)タカさん(船山貴之)やキヨくん(清武功暉)らが激しくプレスに行ってくれるのが大きいですね。今日は途中から入って来たタメ(為田大貴)もそうですし、前線が相当に追ってくれるので後ろは非常に助かっています。正直、フォーメーションが変わって守備はハメやすくなりました。前からのプレスという意味では今の形のほうが良いとは感じています」
 
 もっとも課題も口にする。
 
「今後は(プレスを外されて)相手にボールを持たれる試合が出てくると思います。そういう時に臨機応変に対応できるか。そこが鍵だと思います」
 
 さらにダブルボランチのコンビネーションも修正ポイントのようだ。讃岐戦では熊谷と佐藤勇人が組んだが、京都戦では佐藤に代わり茶島雄介が先発。熊谷は「チャジくん(茶島)と(佐藤)ユウトさんだと、チャジくんの方が攻撃的で、自分が守備のところでコントロールする必要がありました。だからもう少し気を利かせて、チャジくんをもっと前に行かせたかった。チャジくんの良さをより出させてあげたかったです」と口にする。
 
 4月1日の大分戦、同8日の金沢戦と次戦からはアウェーでの試合が続く。新システムを活かしながら勝点を積み上げられるか。10年ぶりのJ1復帰へここで勢いに乗っておきたいところだ。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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