普段から女子サッカーの情報も随時更新しているリーガ・エスパニョーラの公式ツイッターに、珍しく日本の女子選手が登場した。先のアルガルベカップでもなでしこジャパンに選出されていた守護神、山根恵里奈だ。
 
　広島出身で、JFAアカデミー福島で英才教育を受けたのち、東京電力マリーゼ、ジェフ千葉レディースでプレーしてきた。昨年10月に意を決して海外挑戦をスタートさせ、スペインのベティスに移籍。コンスタントに試合出場を重ね、リーガ・フェメニーナ１部の強豪のゴールマウスを守っている。


 

　そんな山根のファインセーブを特集したのが公式ツイッターだ。「これがエリナの在り方。レアル・ベティス・フェミのサムライだ」と題し、炎やバリアーなど映像を特殊加工して好守ぶりを紹介している。女性に対してサムライはいかがなものかとツッコミたくなるうえ、かなり「キャプテン翼」を意識した作りと、いろいろなものが混み合っているが、なかなかユニークなムービーに仕上がっている。ファンからは「どっちかと言うとブルース・リーをイメージした」との書き込みも。
 
　ベティス女子チームは現在リーグ戦で５位に付けている。各国代表クラスがひしめき、男子トップチームと同様に技巧に長けた選手が多いのが特徴で、サポーターの人気も高い好チームだ。187センチ・79キロと規格外のサイズを誇る27歳のなでしこはいま、そんなアンダルシアの地で研鑽を積んでいる。