日本の対戦国は? 強豪国は? 3月代表ウィーク中のW杯出場国の親善試合日程と見どころをチェック

2018年03月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

ポーランド、コロンビアも本番を想定

本大会までにこなせる試合数は多くなく、今月の親善試合はどの国にとっても、非常に重要なものとなる。 (C) Getty Images 写真(日本代表):茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 3月の代表ウィークでは、世界中の国々が一斉に親善試合を行なうが、日本代表をはじめとして、ロシア・ワールドカップ出場国の調整具合は非常に気になるところだ。
 
 日本はベルギーのリエージュで、23日にアフリカのマリ、27日にウクライナと対戦する。W杯本大会に向けて、仮想セネガル、ポーランドという意味合いの重要な戦いとなるが、ここでハリルジャパンは手応えを掴めるか。
 一方、ポーランドも、ここで本大会のシミュレーションを行う腹積もりであり、23日(現地時間)にナイジェリア、27日に韓国と、いずれもホームで顔を合わせる。
 
 コロンビアは23日に敵地でフランスと、27日にロンドンでオーストラリアと対戦。セネガルは、23日にモロッコ・カサブランカでウズベキスタン戦、27日にフランスのルアーブルでボスニア・ヘルツェゴビナ戦に臨む。
 
 カードとして注目されるのは、23日の対戦ではまずドイツ対スペイン戦。順調にチームを熟成させている前回王者と、黄金時代を作り上げたチームからの世代交代を進めている前々回王者の対決では、非常に高度な戦いが期待される。
 
 イタリア対アルゼンチン戦も、前者が予想敗退を喫したとはいえ、カードとしての豪華さに変わりはない。悲願の世界制覇を狙うアルゼンチンにとっては、理想的な練習相手と言えよう。この試合はイングランド・マンチェスターのエティハド・スタジアムで行なわれるが、どれだけの客を集め、どのような雰囲気となるかも興味深い。
 
 ロシアは23日にブラジルを、27日にはフランスを、それぞれホームに迎える。実力的に疑問符を付けられている開催国だが、強国との2連戦でその見方を変えられるだろうか。
 
 ブラジルはエースのネイマールがチャンピオンズ・リーグでの怪我で不参加となるが、27日にはベルリンに乗り込んで、あの「ミネイロン悲劇」を味わわされたドイツと対戦する。リオデジャネイロ・オリンピック決勝で雪辱を果たしたとはいえ、敵地で勝利を飾って、さらに溜飲を下げたいところだ。
 
 27日は他に、スペインとアルゼンチンと激突。普段はリーガ・エスパニョーラで敵、味方として戦っている選手たちが、代表のユニホームを身に纏い、ワンダ・メトロポリターノのピッチに立つ様もまた、興味深い。もちろん、世界をリードする両チームがどのような戦いを見せるかが、何よりの楽しみである。
 
 ロンドンの聖地ウェンブリーでは、イングランドがイタリアと対戦。久々の好成績が期待されるサッカーの母国としては、この好カードでしっかり現在のチーム力を確認したいところだ。
 
 ちなみにロンドンではこの試合と同時刻に、前述のコロンビア対オーストラリア戦(クレイブン・コテージ・スタジアム)の他、ナイジェリア対セルビア戦(ザ・ハイブ・スタジアム)も行なわれる。
 
 出場32か国の3月代表ウィークの親善試合日程および会場は、次頁の通りである。

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