元U-23日本代表DFが1年ぶりの先発で決勝弾! 殊勲の男が挙げた首位・岡山の強みは?

2018年03月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

高卒ルーキーの阿部が台頭、元U-23日本代表の27歳もベンチを温める日々が続いたが……。

公式戦では5か月ぶりの出場を果たした濱田が決勝点を挙げる。(C) J.LEAGUE PHOTOS

[J2リーグ5節]京都 0-1 岡山/3月21日/西京極
 
 移籍後、初出場・初先発の男が試合を決める殊勲の一発を放った。
 
 この試合唯一のゴールが生まれたのは、後半立ち上がりの49分だった。CKの流れから、塚川孝輝のクロスに飛び込んだのは濱田水輝。公式戦出場は5か月ぶり、先発出場は昨年4月以来となる男がヘディングシュートを叩き込んだ。
 
決勝ゴールとなったこの1点を守り切るうえでもまた、濱田の存在は大きかった。序盤から京都の大型FWレンゾ・ロペスに対しても激しい当たりを見せてゴール前に君臨。最後まで集中力を切らさず、無失点勝利に貢献した。
 
 試合後のフラッシュインタビューに応じた濱田は、「ゴールも当然嬉しいが、チームとして粘り強く守れて1-0。岡山らしい戦いができた」と試合を振り返った。
 
 さらに濱田は、開幕から快進撃を続け、ついに首位に浮上したチームについて次のように語っている。
「今まで出場機会が少なかった選手も、普段の練習からしっかりハードに練習していますし、いつでもできるっていう選手ばかり揃っている。これが岡山のストロングポイントだと思う」
 
 濱田自身、昨季は福岡で4試合の出場にとどまり、岡山に移籍した今季も開幕からここまで4試合で出番はなし。元U-23日本代表の肩書を持つ27歳も、東福岡高卒のルーキー阿部海大の台頭によって、再びベンチを温める日々が続く。しかし、そんななか、U-19日本代表のインドネシア遠征で欠場した阿部を含め、連戦を考慮して先発5名を入れ替えたことで巡ってきたチャンスに、濱田は攻守両面でしっかりと結果を示した。
 
「ここまでは好調で来れているので、これを継続できるようにまた切り替えて普段の練習からしっかりやっていきたい」
 
 今季初出場で、DFとしてこれ以上ない結果を残した男は、今後への抱負をそう謙虚に語った。

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