ジダン監督は「本当に謎」……スペイン紙がリーガ全20クラブの指揮官の去就を予想

2018年03月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルベルデ、シメオネは続投がほぼ確定

来シーズンもクラシコでこの光景が見られるか? 全てはジダン監督次第ということらしい。 (C) Getty Images

 春は、各クラブが来シーズンに向けて動き出す時期でもある。その第一歩となるのが、監督の去就だ。
 
 スペイン紙『Marca』は現地時間3月20日、リーガ・エスパニョーラに属する20チームを率いる各指揮官の、現時点での去就を予想した。

 リーグ無敗記録を更新し、タイトル奪還に向けてまっしぐらのバルセロナは、エルネスト・バルベルデ監督の続投が確実。アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督も、昨年9月に契約を2020年まで延長しており、来シーズンの続投が「保証されている」。
 
 一方で、チャンピオンズ・リーグ(CL)では準々決勝に駒を進めたものの、リーガではバルセロナに勝点15差の3位と大きく水をあけられているレアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督の進退は「本当に謎」。いずれにしても、決めるのはジダン本人との見解を示している。
 
 3強に続くバレンシアは、マルセリーノ・ガルシア・トラル監督の続投が確実で、近く契約延長について話し合うという。一方、5位のビジャレアルがハビエル・カジェハ監督に今後も指揮を委ねるかは、欧州カップ戦出場権の獲得の有無次第のようだ。
 
 CLでマンチェスター・ユナイテッドを下してベスト8進出を果たし、コパ・デル・レイでも決勝に駒を進めているセビージャだが、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の進退は不透明。契約は2019年までだが、Marca紙は、来シーズンの欧州カップ戦に出られなければ監督交代もあると伝えた。
 
 乾貴士が所属するエイバルのホセ・ルイス・メンディリバル監督は、今週中にその去就が決まる見込みとのこと。レアル・ソシエダやアスレティック・ビルバオが関心を寄せている。ただ、エイバルは続投を信じているようだ。
 
 柴崎岳が所属するヘタフェのホセ・ボルダラス監督も、ソシエダやビジャレアルからの関心が噂されている。だがMarca紙は、同監督が近くヘタフェとの契約を2年延長すると報じている。
 
 その他のクラブでは、アラベス、ベティス、ジローナ、レバンテが続投の見込み。ビルバオやレガネスは不透明で、セルタ、デポルティボ、エスパニョール、ラス・パルマス、マラガ、ソシエダの6クラブについては、監督交代が濃厚のようだ。
 
 もちろん、シーズンの結果はまだ決定しておらず、方針変更も十分にあり得る。確かなのは、特にジダン監督の動向には注目が集まるであろうということだ。
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