「ごめんよ、先生」サントスの“NEWネイマール”が学校休んで最年少ゴール!

2018年03月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

すでにリバプールが正式オファーとも。

サントスに現われた俊英ロドリゴ。その才能には早くも欧州メガクラブが注目し、触手を伸ばし始めているようだ。 (C) REUTERS/AFLO

 ペレやロビーニョ、そしてネイマールなど数多のクラッキを輩出してきたブラジルの名門サントスが、またもニュースターを生み出して話題となっている。
 
 現地時間3月15日に行なわれたコパ・リベルタドーレスのグループステージ(F組)2節で、ウルグアイの古豪ナシオナルと対戦したサントスは3-1と快勝した。この試合、本拠地ヴィラ・ベルミーロに詰めかけたサンチスタ(サントスサポーターの愛称)たちの目の前で鮮烈な輝きを放ったのが、期待の新鋭ロドリゴだ。

 
 この試合でプロキャリア初先発を飾ったロドリゴは、チームが1点をリードして迎えた48分に魅せる。左サイドでボールを持つと一気に加速し、プレッシャーをかけにきた相手DFを振り抜いて、最後は相手GKの股下を通してゴールネットを揺らしたのだ。
 
 この17歳2か月6日でのゴールは、リベルタドーレスの歴史上でブラジル人が決めた最年少記録となった。
 
 ネイマールを彷彿とさせる卓越したテクニックが魅力のロドリゴを「新しい宝石になる可能性を秘めている」と称賛したブラジル・メディア『ESTADAO』は、「ナイキ社とはネイマールよりも早い11歳の時に契約を結び(※ネイマールは13歳)、さらに現時点でリバプールから正式なオファーを受け取った」と、その将来性の大きさを綴っている。
 
 その期待の高さゆえ、計り知れないプレッシャーに押し潰される可能性を危惧するサントスは、ロドリゴに専属の精神科医をつけてメンタルケアを徹底。さらに指揮官のジャイール・ヴェントゥラも、「少しずつ上がっていこう」と、当人に語りかけているという。
 
 そんなロドリゴは現在、高校3年生。その性格はいたって楽観的で、ふさぎ込むようなタイプではないようにも見られる。15日のナシオナル戦に出場するために学校を休んだ際には、自身のツイッターで次のように茶目っ気たっぷりにコメントを残した。
 
「ごめんよ、先生。良い理由で学校を欠席することになった。でも、素晴らしい夜さ! ベルタドーレスでゴールした最年少ブラジル人になったんだからね! きっと、先生も理解してくれると思う(笑)」
 
 創造性に溢れたドリブルと卓越したシュートスキルなど、そのすべてがサントスの偉大な先達たちを想起させる。ロドリゴ・シルバ・デ・ゴーズ――その名前を覚えておいて損はないだろう。

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