ブンデスリーガの公式チャンネルが、名手ハメス・ロドリゲスの真骨頂をフィーチャーしている。
 
　昨夏にレアル・マドリーから1300万ユーロ（約17億円）という超高額のレンタル料で、バイエルン・ミュンヘンの活躍の場を移した。コロンビアの至宝はここまで怪我などもあってリーグ戦は16試合の出場にとどまっているが、４ゴール・６アシストとまずまずの結果を残している。チャンピオンズ・リーグのラウンド・オブ16（ベジクタシュとの第２レグ）では溌溂としたパフォーマンスを披露。日曜日のブンデスリーガ27節、RBライプツィヒ戦で５試合ぶりのリーグ戦出場を目ざす。


 

　同公式チャンネルが切り取ったのは、そんなハメスの非凡なアシスト能力だ。「１－２－PASS」と題して、鮮やかなトラップ→瞬時の空間認識力→高精度のパスの３ステップでコロンビア代表MFの妙技を分析しているのだ。とかく自慢の左足から放つスーパーショットに目を奪われがちだが、すっとポジションを下げた時のハメスがもっとも要注意であることを、このスペシャルムービーが示唆している。
 
　ロシア・ワールドカップ本大会でふたたびコロンビアと対峙する日本代表。４年前に１－４の惨敗を喫し、当時も眩いばかりの輝きを放ったエース。はたして日本を借りを返せるのか。スカウティングに長けるヴァイッド・ハリルホジッチ監督はどんな策を弄しているのか。間違いないのは、ハメス・ロドリゲスが６月の本番に向けて、徐々にコンディションを高めているという点だ。