残念ながら今回の日本代表メンバーからは漏れてしまった、エイバルの乾貴士。その後更新した自身のツイッターでは「代表は外れたけど、今日も楽しんで行きましょー(^^)」と明るく綴り、ポジティブに前を向いた。

 
　そんな乾の超絶パフォーマンスを復活させたのが、リーガ・エスパニョーラの公式ツイッターである。2015－16シーズン、フランクフルトから移籍してきた日本人アタッカーにとって、リーガデビューとなった５節のレバンテ戦。その48分だった。左サイドでぐんぐん加速してエリア内に侵攻した乾は、深く鋭い切り返しとステップで完全にマーカーを翻弄し、あとは押し込むだけでＯＫのお膳立てパスをボルハ・バストンに送る。公式戦デビューでいきなり鮮烈なアシストを決め込んだ、まさにメモリアルゲームだ。

 

　動画にはアメリカン・コミックのような加工が施され、乾が神々しく輝くなどかなり大げさな作りに。「まるでマンガのキャラクターのような妙技だ。ボルハ・バストンのゴールを見事に導いた」との称賛文を添えた。
 
　この日から乾は２年半をエイバルで過ごし、リーガで82試合に出場して10得点・９アシストをマークしてきた。注目の次節は３月16日金曜日、そのレバンテとの29節。乾はベンチスタートとなっている。