元Jリーガーとして初の快挙! 年商200億円超のベンチャー社長が悲願の東証マザーズ上場へ

2018年03月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

1年前に「夢」と語っていた上場が現実のモノに

自身が社長を務める『SOU』の東証マザーズ上場が決定した嵜本氏。元Jリーガーとして初の快挙であり、創立からわずか6年での悲願成就だ。(C)SOU

 会社創立から、わずか6年での悲願成就だ。
 
 かつてガンバ大阪で3シーズンに渡ってプレーし、現在は株式会社『SOU』の代表取締役社長を務める嵜本晋輔氏。なんと3月22日に、東証マザーズへ新規上場することが決定したのである。元Jリーガーの会社経営者が上場を果たすのはもちろん初のケースで、「約3年半前から手掛けていたプロジェクト」だっただけに、本人も感無量の様子だ。
 
 嵜本氏は現在35歳。ちょうど1年前に当サイトで紹介した通り、22歳の若さでサッカー界に別れを告げ、どん底から這い上がった叩き上げだ。実家で営んでいた小さなリサイクルショップからスタートし、ふたりの兄とともにさまざまな新事業を打ち立てながら、ひとつずつ積み上げてきた。そして2011年12月に中古ブランド品の買取・販売を手掛ける現在の会社を設立し、買取専門店「なんぼや」を中心に全国規模で、幅広く業務展開している。いまや年商は200億円を超え、一大ネットワークに急成長を遂げたのだ。

 
 以前、当サイトの取材時にはこんなふうに話していた。
 
「僕はプロとしてモノにならなかったけど、こうしてセカンドキャリアで結果を出すことができた。僕と同じような境遇の選手ってたくさんいると思うんです。若いうちから引退後のことを考えるのって難しいやろうけど、少し意識するだけでぜんぜん違ってくるはずです。そういう選手たちにやればできるんやということを、僕なりに見せていければなと思ってます」
 
 そしてイケメン社長は、「元Jリーガーってだけじゃなく、元プロスポーツの選手が上場企業の社長になるのって、数少ないと思うんです。夢がありますよね。いまはそこも目標に、頑張っていきたいです」とも語っていた。あっという間に現実のモノとしたのだ。
 
 業界ナンバーワンを目ざし、その先にはもちろん海外進出も視野に入れる。元Jリーガー、嵜本晋輔。彼はあくまでも謙虚なスタンスを貫き、これからもひとりのチャレンジ―として、ベンチャービジネスの広大なピッチを駆け抜けるだろう。
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