「やはりタダ者ではない!」19歳になったあの天才アタッカーが強豪相手に鮮烈弾!

2018年03月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「怪物のような一撃をお見舞いした」

アヤックス戦でゴラッソを蹴り込んだウーデゴー。神童と謳われた青年は19歳となり、身長は180センチ近くまで伸びた。(C)Getty Images

 ノルウェー代表の天才アタッカーが、目の覚めるようなスーパーミドルを突き刺した。現在レアル・マドリーから、日本代表MF小林祐希が所属するヘーレンフェーンに貸し出されているMF、マルティン・ウーデゴーだ。早いもので、19歳になった。
 
 ゴラッソが炸裂したのは、現地時間3月11日のオランダ・エールディビジ27節、アヤックス戦だ。0-1で迎えた33分、ゴール正面25メートルの位置でパスを受けたウーデゴーは、軽く左に持ち出すと自慢の左足を強振! これが鋭いスライダー回転のかかった豪快弾となってゴール右隅に突き刺さった。一時はこのゴールで同点に持ち込んだヘーレンフェーンだったが、試合は強豪に力の差を見せつけられて1-4の完敗に終わる。それでも、ウーデゴー自身は鮮烈なインパクトを残した。

 
 ノルウェー全国紙『Dagbladet』は「ウーデゴーがアヤックス戦でドリームゴール」と題し、「相手キーパーはフルストレッチで手を伸ばしたが届かなかった。まさに完璧なミドルシュートで圧巻の一語に尽きる」と褒め称えた。さらにオランダのサッカーサイト『Voetbal International』は「ノルウェー人が怪物のような一撃をアヤックスにお見舞いした。あんなゴールを決めるのだ、やはり(ウーデゴーは)タダ者ではない」と絶賛している。
 
 地元ストレームスゴセット時代の2014年夏に、ノルウェー代表デビュー。15歳253日という同代表歴代最年少記録を更新し、世界をあっと驚かせた。およそ半年後の15年1月にレアル・マドリーに引き抜かれ、将来を大いに嘱望されたが……。在籍2年半でのトップチーム出場はわずか1試合で、大半はBチーム(R・マドリーカスティージャ)でプレー。伸び悩みを指摘されるようになり、17年1月にヘーレンフェーンへのレンタル移籍を決意する。
 
 入団直後はスーパーサブの域を出なかったが、2年目の今シーズンはユルヘン・ストレッベル監督の信頼を見事に勝ち取り、右サイドで定位置を確保。切れのあるパフォーマンスを連発してきた。アヤックス戦でリーグ戦2点目を決め、歓喜を爆発させたのだ。

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