【鹿島】「彼の良さは…」失点に絡んだ小田逸稀のプレーを昌子源はどう見たか

2018年03月13日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「思い切ってやれていたし、そのサポートをできるだけやろう、と」

額を負傷した昌子(3番)だが、最後までピッチに立ち、最終ラインを引き締めた。写真:徳原隆元

[ACL4節]鹿島1-1シドニー/3月13日/カシマ
 
 今日のシドニー戦に勝利し、上海申花×水原三星戦で後者が勝てば、鹿島のグループステージ突破が決まる――。まずはシドニー戦で勝点3を積み上げることが絶対条件だったが、金崎夢生のゴールで幸先良く先制も、後半に追いつかれてドロー決着となった。
 
「できるだけ早く(決勝トーナメント進出を)決めるに越したことはない。次、しっかりと勝って決めたい」
 
 次節のアウェー上海申花戦(4/3)での必勝を誓った昌子源は、この日、プロ初先発を飾るも、失点に絡んだ小田逸稀を慮るコメントも発している。
 
 1点リードで迎えた70分、右サイドからクロスを放り込まれると、長身のサイモンに小田が競り負けて同点ゴールを許した。
 
 ミックスゾーンでの小田はその表情を暗くしていたが、背番号3のディフェンスリーダーはその奮闘を評価していた。
 
「思い切ってやれていたし、そのサポートをできるだけやろう、と。彼の良さは少なからず出てたと思います」
 
 失点に絡んだとはいえ、それ以外では82分にピッチを退くまで、小田は攻守にアグレッシブに振る舞い、果敢なカットから攻撃につなげるシーンもあった。
 
 自身のメモリアルゲームは苦い経験となったかもしれないが、この悔しさをバネにさらなる成長を期待したい。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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