【ACL展望】川崎×メルボルン・V|リーグ戦から中2日の豪州遠征も勝利以外に道は開けない!

2018年03月13日 江藤高志

川崎――G大阪戦の勝利がターニングポイントとなるか。

故障者/川崎=齋藤、E・ネット 
出場停止/川崎=なし 

ACLグループステージ 4節
川崎フロンターレ(日本) - メルボルン・ビクトリー(豪州)
3月13日(火)/17:30/メルボルン
 
【最新チーム事情】
●G大阪戦から中2日のゲームとあってコンディションに不安が。
●3試合を終えていまだ未勝利。必勝を誓う。
●G大阪戦で負傷した模様のE・ネットはチームに帯同せず。ボランチは守田か森谷を起用か。
 
【担当記者の視点】
 川崎フロンターレは、ここまでACLグループステージ3戦を消化し1分け2敗と勝ちがない状態。特に前節のホームでのメルボルン・V戦では後半アディショナルタイムにPKを与える痛恨の展開。土壇場で同点に追いつかれており精神的なダメージも大きい。
 
 ただ、チームがいい方向に向かうきっかけになりそうなのがG大阪戦の勝利であろう。相手が絶不調だったということがあるにせよ、勝利がチームを変えるターニングポイントとなり得る可能性は十分にある。事実、選手の言葉を聞いていても明るい兆しが見えつつあることが窺える。
 
 懸念材料があるとすれば、そのG大阪戦後、その日のうちに成田空港に移動し、メルボルンに飛ぶという強行軍を強いられている点。そもそもG大阪戦が、引き分けた3節のメルボルン・V戦から中2日での試合だったのだが、さらにこのアウェーでのメルボルン・V戦はオーストラリアまでの移動も含め、中2日で対戦しなければならないという点でハードルが高い。車屋紳太郎は「コンディションは大丈夫」と話していたが、試合に少なからず影響は出るとの覚悟が必要だろう。
 
 また、G大阪戦ではエドゥアルド・ネットが負傷した模様で、チームには帯同せず、守田英正か森谷賢太郎を起用する見込みだ。
 
 なお、3戦を終えて勝点1にとどまる川崎ではあるが、まだグループステージ勝ち抜けの可能性は残されている。3連勝で勝点10に積み上げて他チームの結果を待つ形になるが、引き分けの多い混戦模様のグループだけに勝ち抜けのチャンスは十分にある。突破の確率を高めるためにも勝利が欲しい一戦だ。
 
取材・文●江藤高志(川崎フットボールアディクト編集長)
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