初戦で22得点を奪った攻撃陣が不発…U-15日本代表は準決勝で敗れ、国際大会を3位で終える

2018年03月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

3位決定戦ではタイを相手に5-3で打ち合いを制す!

初戦こそ大勝したが、その後は苦戦を強いられた日本。初めて日の丸を背負った選手も多かっただけに貴重な経験になったはずだ。(C)JFA/PR

 宮崎で開催された「JENESYS2017日ASEAN U-16サッカー交流大会」に参戦したU-15日本代表が3位で大会を終えた。

 予選リーグの初戦・東ティモール戦で22得点を奪うなど、攻撃陣が好調だった日本。予選1位の4か国で争われる決勝リーグ3(トーナメント方式/40分ハーフ)に臨み、まずは11日の準決勝でU-16インドネシア代表と戦った。

 ひとつ下のU-15世代で大会に参戦している日本は序盤から押し気味に試合を進めるも、この日は肝心なゴールがなかなか奪えない。予選2試合目のU-16マレーシア戦で2得点を挙げた下川陽輝(C大阪U-15)を軸に攻め立てるが、決定機をものに出来ないまま前半を終えた。

 何としてでもゴールが欲しかった日本だが、一瞬の隙を突かれて後半10分に先制点を許してしまう。リードを許した日本は猛攻を仕掛けるが、相手の守備網を破りきれない。結局、そのまま0-1で敗れ、3位決定戦に回る形となった。

 そして、迎えた12日の3位決定戦のタイ戦は前日とは異なり、初戦の東ティモール戦で躍動した攻撃陣が序盤から力を発揮。前半5分に鈴木奎吾(清水Jrユース)、同10分に真家英嵩(柏U-15)がネットを揺らすと、1点を返された後の同35分に東廉(清水Jrユース)が追加点を奪った。

 後半は点の取り合いとなり、2点ずつを奪い合った結果、トータルスコアで5-3で日本が勝利。惜しくも優勝を逃したが、最終戦を勝利で飾った。

 試合後、チームを指揮する森山佳郎監督はJFAを通じて大会を総括。「選手たちにはそれぞれの課題を糧に、明日からの行動や意識を変え、自分自身をレベルアップさせる努力を続けてほしい」と選手たちにさらなる成長を促した。

 このなかから、来年のU-17ワールドカップ出場を目指すU-16日本代表に引き上げられる選手は現われるのか。彼らの今後の成長を楽しみに待ちたい。
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