【名古屋】風間監督が独特の言い回しで語った"スコアレス"の要因「入らなかったというより…」

2018年03月12日 本田健介(サッカーダイジェスト)

チームの進歩には手応えを語る

開幕3連勝とはいかなかったが、チームの戦いぶりを評価した風間監督。あとはゴールを奪うだけだった。写真:徳原隆元

[J1リーグ3節]湘南0-0名古屋/3月11日/BMWス
 
 リーグ開幕2連勝と好調なスタートを切った名古屋は、3節で湘南と対戦。序盤からリズミカルにボールを回し、11対5とシュート数でも相手を上回ったが、最後までゴールをこじ開けられずにスコアレスドローで試合を終えた。
 
 公式会見に登場した風間八宏監督は「"入らない"というより、"入れない"なというゲームでした。ただチームとしてはチャンスを作りましたし、ゴールだけが入らないという内容でした」と、独特の言い回しで湘南戦を振り返った。
 
 もっとも、チームのパフォーマンスには一定の手応えを得られたようだ。
 
「チャンスでシュートを外していました。ただ、次に入れてくれれば良いですし、大事なのはチャンスを構築していることです。よりチャンスを作れたはずなので、そこはまだ足りない部分だと思いますが、次に向けてやっていきたいです」
 
"らしい"パスサッカーを展開し、ポゼッション率でも相手を上回ったが、チームの戦い方に関しても進歩を感じていると話す。
「(パス回しに関して)なにもこだわりはありません。目指しているのは相手の逆を取ることで、今日の試合ではそれが何回も上手くいきました。ですが、上手くいかなったシーンも多少はあります。それは自分たちがボールを持っているがゆえに、安全なところでプレーをしてしまう部分。しかし全体としては後ろ、横のパスも少なくなっていますし、進歩を感じます」
 
 風間監督の下で進化を続ける名古屋は次節、指揮官が2012年から2016年までの約5年を率いた川崎と対戦する。自分たちの今の力を測るには絶好の対戦相手となるだけに、どこまで通用するのか注目したい。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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