現地時間３月10日に行なわれたプレミアリーグ第30節で、レスター・シティはウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン（WBA）を４-１で一蹴した。
 
　レスターがプレミアで６試合ぶりの白星を掴んだこの一戦で、圧巻のスーパーゴールを決めたのが、エースのジェイミー・ヴァーディーだ。
 
　８分にサモロン・ロンドンのゴールでWBAに先手を取られたなかで迎えた22分、ハーフウェーライン付近でボールを受けたリャド・マハレズが、得意の左足でロングフィードを前線へ供給。走り込んだヴァーディーは敵ボックス内で、背後から来たボールを左足でダイレクトボレー。これがゴール右隅に突き刺さったのだ。
 
　その後の逆転劇の呼び水ともなったヴァーディーの鮮烈なゴールを、レスターは公式ツイッターで「ゴール！　ヴァーディー！　なんて衝撃的なゴールなんだ」と速報。それに対してファンは「美しすぎる！」「センセーショナル」と感嘆の声を上げた。

 

　イングランド代表FWのスーパーゴールには、英国メディアも賛辞を贈っている。
 
　英紙『Telegraph』は、「崇高なゴールだ。マハレズからの50ヤードパスをボレーで合わせたヴァーディーの技術は、匠のなせる業だった」と褒めちぎった。

　さらに地元紙『Leicester Mercury』 も、「なんてゴールだろう。マハレズの輝かしいパスはヴァーディーだけを捉えていたし、ヴァーディーも落ちてくるタイミングを見計らって的確に当てた。文句の付けようのないフィニッシュだ」と讃えた。
 
　このエースの美しいゴールをアシストしたマハレズは試合後、謙遜気味に「チャンスを多く作っていたなかで、ヴァーディーのあの凄いゴールだ。あれは僕のパスなんかよりも、仕上げが全てだったね」と公式サイトで語っている。
 
　さらに元レスターのレジェンド・エースで、英国国営放送『BBC』の解説者を務める元イングランド代表FWのガリー・リネカーも、自身のツイッターで「信じられないほどに素晴らしいヴァーディーのゴール。センセーショナルなマハレズのパスからのフィニッシュ。大げさなんかじゃない」とつぶやき、後輩たちのスーパープレーを称賛した。
 
　シーズンベストと言っても過言ではない鮮やかなゴールで難敵を撃破したレスター。シーズン終盤戦に向けて、ここから勢いづいていけそうだ。