今季初白星の磐田・名波監督が助っ人ふたりの得点を評価「個人の苦しみをゴールに変えてくれた」

2018年03月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アタッカーが点を取るのは流れが出る」

今季初勝利を手にした磐田の名波監督。「これで一気に流れが変わるわけじゃない」と勝利にも気を引き締めていた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ3節]磐田 2-0 FC東京/3月10日/ヤマハ

 磐田が助っ人ふたりのゴールで今季初白星を手にした。

 磐田は0-0で迎えた後半立ち上がりの52分、敵陣に押し込み、右サイドから中村俊輔がインスイングの高速クロスを入れる。これがゴール前で待ち構えたアダイウトンの頭にピタリと合い、強烈なヘディングシュートがネットに突き刺さる。磐田が先制した。

 その後、永井謙佑、久保建英らを投入して反撃に出るFC東京の攻勢を凌いだ磐田は、終了間際の89分にもアダイウトンのクロスをムサエフがボレーで押し込み追加点。結局、2-0でFC東京を下し、リーグ戦初白星を挙げた。
 
 この勝利を受けて、試合後のフラッシュインタビューに臨んだ磐田の名波浩監督は、「苦しんだ分、喜びも大きい。ただこれで一気に流れが変わるわけじゃない。また地道に謙虚に3ポイントを目指してどのゲームもやっていきたい」と、初白星にも気を引き締めるコメント。
 
 それでも、今季の公式戦でようやく生まれたゴールに笑顔も見せ、アダイウトンのゴールには、「時間帯も良かったし、アタッカーが点を取るのは流れが出るので、良いゴールだった」と評価した。

 また1節・川崎戦は70分に、2節の名古屋戦も66分に途中交代を命じられていたムサエフがゴールを奪ったことに関しては「ルヴァンカップも含めてパフォーマンスがあまり上がってこないので、今日はベンチスタートからでしたけど、そういった悔しさとか、個人の苦しみをゴールに変えてくれて良かったと思うし、チームとしてもそういう選手が点を取るのはムードが良くなる。また継続してほしい」と語り、主力ボランチの完全復活に期待をかけた。

 磐田は中3日でルヴァンカップの2節・札幌戦を戦った後、3月18日にリーグ4節の広島戦に臨む。いずれも敵地に乗り込んでのゲームとなる。
 

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