ドイツの至宝、プレミア行きは「英語が上達してから」!? 希望は「リバプールよりマンU」

2018年03月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ファーガソン時代のマンUは傑出したチーム」

今シーズンはここまでブンデスリーガで10ゴールを挙げているヴェルナー。ヨーロッパリーグでもその得点能力を発揮する他、チャンスメイクでもチームのベスト8入りに貢献している。 (C) Getty Images

 RBライプツィヒのエースストライカーとして抜群の得点能力を発揮している22歳のティモ・ヴェルナーは、ドイツ代表としても大きな期待を集めている存在だ。長く前線に君臨してきたミロスラフ・クローゼの後釜探しという代表チームの大きな課題も、ヴェルナーの出現であっさり解決したといわれるほどである。
 
 そんな才能高き選手には、当然ながら欧州中のビッグクラブが注目しており、これまでにレアル・マドリーをはじめ、移籍先候補として多くの名前が挙がってきた。
 
 プレミアリーグのクラブがそこに含まれているのは、言うまでもない。ヴェルナー自身も以前からステップアップ移籍への願望を隠しておらず、先日は『FourFourTwo』に対してプレミアリーグへの想いを語っている。

「プレミアリーグでプレーすることは僕の夢。プレーしてみたいクラブは2、3あるよ」
 
 そう明かした彼は、具体的なクラブ名も出した。
 
「マンチェスター・ユナイテッドは、そのひとつだね」
 
 以前から、このクラブが子どもの頃からの憧れの存在であるとヴェルナーは公言してきたが、そのライバルチームであるリバプールもまた、彼にとっては特別なチームであるという。
 
「マンチェスター・Uやリバプールの試合は、たくさん見てきた。僕はこの2チームのファンだったんだ。どちらも歴史があるクラブだからね。特にアレックス・ファーガソン監督がいた時のマンチェスター・Uは多くのタイトルを獲得した、傑出したチームだったね。リバプールは、スタジアムの雰囲気が最高だ」
 
 憧れのクラブは今や、具体的な移籍先候補となっているが、果たしてこの2チームから具体的なオファーが届いた場合、どのような決断を下すのか?(もっとも、リバプールのドイツ人監督ユルゲン・クロップは、ヴェルナーの移籍金が非常に高価であることを不安視しているようだが……)
 
「どちらか決めなければいけないとすれば、マンチェスター・Uだね。僕は将来的に、タイトルの獲れるチームに行きたいんだ」
 
 このように、自身の想いや願望を包み隠さずに語ったヴェルナーだが、決して浮かれるようなことはなく、こう断りを入れている。
 
「でも、行くとしても2、3年後のことだと思う。もっと英語が上手くなってからだね! 今はライプツィヒでのプレーが快適なんだ」
 
 こうユーモアもまじえて、現所属チームへの忠誠を誓ったヴェルナーだが、ビッグクラブが今夏にも彼を求めて活発に動くのは間違いないだろう。

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