兄弟で新監督に? ミランのフィリッポ・インザーギに続き、弟シモーネのラツィオ監督昇格が有力に

2014年05月30日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

若手の育成と抜擢を中心に据えた新戦略にもマッチ。

プリマベーラのコッパ・イタリアを制したシモーネ・インザーギ。ラツィオの新監督候補に急浮上した。 (C) Getty Images

 ミラン監督就任が確実になったフィリッポ・インザーギに続き、ラツィオでプリマベーラ(U-19)を率いる弟シモーネ・インザーギも、トップチーム監督への昇格が有力になってきた。
 
 現指揮官のエドアルド・レーヤは来週、クラウディオ・ロティート会長と来シーズンについて会談を持つ予定だが、チームに関する意見の食い違いに加えて、ウディネーゼ行きの可能性が出てきていることから、続投で合意する可能性は低いと見られている。
 
 その後任候補として急浮上しているのが、シモーネ・インザーギ。ラツィオという環境を熟知しているうえ、若手の育成と抜擢を中心に据えたクラブの新たな戦略にもこの人選はぴったりマッチしている。しかも年俸が低く、サポーターとの関係が良好だという点も大きなアドバンテージだ。
 
 一時有力候補として名前が挙がっていた前ボローニャ監督のステーファノ・ピオリは株を下げているようだ。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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