9割がヴェンゲル解任を支持! アーセナルの最大サポーター団体がCEOに直談判へ

2018年03月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

1年前も78%が退任要求も、クラブは契約延長を…

ブライトン戦のゴール裏で掲げられたアンチ・バナー。英メディアによって大々的に報道された。(C)Getty Images

 アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督にとっては痛恨の極みだろう。
 
 先週末のプレミアリーグでブライトンに1-2で敗れ、アーセナルは公式戦4連敗を喫した。実に16年ぶりとなる不名誉な記録だ。それ以前からサポーターの間では低調なチームパフォーマンスを糾弾する意見が大勢を占め、ホームスタジアムのスタンドからも退任を要求する声が上がっていた。

 
 そんななか、クラブ公認で最大規模を誇るサポーターグループ「アーセナル・サポーターズ・トラスト」が会員の意識調査を敢行。問いかけはこうだ。ヴェンゲル監督は今シーズンいっぱいで退任すべきか、それとも来シーズン終了後(契約満了)に退任すべきか──。なんと88%が前者を、今夏のヴェンゲル監督解任を求めるという結果が出たのだ。

 
 米スポーツ専門チャンネル『ESPN』によると、同団体はこのレポートをクラブのCEOであるイバン・ガジディスに提出する予定。意識調査は昨年のほぼ同じ時期にも行なわれ、その際は78%がシーズン終了後の退任に投票した。だがクラブは結果的に、ヴェンゲル監督と新たに2年契約を結んだ。よって今回、同団体はクラブの要人に直接文書で手渡し、プレッシャーを掛けるつもりなのだという。
 
 もはやクラブもサポーターの意見を無視できないだろう。いよいよ土俵際に追い詰められたフランス人指揮官。22年間続く超長期政権は、ついに終焉の時を迎えるのだろうか。
 
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