現地紙は「仲間たちがエースの退団を心配」と報道。
守備的なコンテのサッカーに苦言を呈したアザール。チーム内では今シーズン終了後の退団を心配する声も……。(C)Getty Images
チームのエースが立て続けに監督の采配に疑問符をつけていれば、その選手の離脱を仲間たちが心配したとしても不思議ではない。たとえその指揮官がシーズン後に去ると言われていても、だ。
現地時間3月4日のプレミアリーグ29節で、首位マンチェスター・シティに敵地で0-1と敗れたチェルシー。試合後はアントニオ・コンテ監督の戦術が議論を呼んだ。
現地時間3月4日のプレミアリーグ29節で、首位マンチェスター・シティに敵地で0-1と敗れたチェルシー。試合後はアントニオ・コンテ監督の戦術が議論を呼んだ。
英紙『Telegraph』によると、チェルシーのエースであるエデン・アザールは試合後、「ピッチを去るとき、"走った"という感覚はあったけど"サッカーをした"という感じはなかった」と、フラストレーションを伺わせている。
「あのまま3時間プレーを続けても、僕はきっとボールにさわれなかっただろうね。ボールを支配できたのはラスト10分とか15分くらい。あのサッカーを1試合を通じて試みていれば……」
アザールは、「監督が僕を最前線で起用するなら、僕はそこで全力を尽くす」と、指揮官の指示には従うと強調したうえで、「ボールに3回しかさわれないのであれば、個人的には良い試合をするのが難しい」と、得意とする2列目のポジションでプレーしたいとの希望をのぞかせた。
「何度もロングボールに飛びつこうとしたけど、ニコラス・オタメンディやエメリック・ラポルトらとデュエルで競い、勝利するのは簡単じゃない。僕らは僕らのクオリティーでプレーしなかった。オリビエ・ジルーかアルバロ・モラタが(僕の前に)いれば、ロングボールで戦うこともできただろう。僕がその役割をこなすのは、少し難しい。自分のベストは尽くしたけどね」
アザールは、バルセロナと1-1で引き分けた2月20日のチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第1レグでも、試合後に同様のコメントを発していた。采配批判とも捉えられる発言は、2週間で2回目となる。
以前からレアル・マドリーやシティへの移籍が噂されているアザールに、チェルシーは2020年までの新契約を用意していると見られるが、『Telegraph』紙は、チェルシーのチームメイトたちが、コンテ采配がアザールを移籍に向かわせることを心配していると報じている。
昨シーズンはコンテ体制1年目でプレミアのタイトル奪還に成功したチェルシーだが、今シーズンは首位のシティに勝点25差を付けられているうえ、4位のトッテナムに5ポイント差の5位と、CL出場圏からも外れている。欧州最高峰の舞台に出られないとなれば、アザールの退団をさらに後押しすることにもなりかねないが……。
「あのまま3時間プレーを続けても、僕はきっとボールにさわれなかっただろうね。ボールを支配できたのはラスト10分とか15分くらい。あのサッカーを1試合を通じて試みていれば……」
アザールは、「監督が僕を最前線で起用するなら、僕はそこで全力を尽くす」と、指揮官の指示には従うと強調したうえで、「ボールに3回しかさわれないのであれば、個人的には良い試合をするのが難しい」と、得意とする2列目のポジションでプレーしたいとの希望をのぞかせた。
「何度もロングボールに飛びつこうとしたけど、ニコラス・オタメンディやエメリック・ラポルトらとデュエルで競い、勝利するのは簡単じゃない。僕らは僕らのクオリティーでプレーしなかった。オリビエ・ジルーかアルバロ・モラタが(僕の前に)いれば、ロングボールで戦うこともできただろう。僕がその役割をこなすのは、少し難しい。自分のベストは尽くしたけどね」
アザールは、バルセロナと1-1で引き分けた2月20日のチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第1レグでも、試合後に同様のコメントを発していた。采配批判とも捉えられる発言は、2週間で2回目となる。
以前からレアル・マドリーやシティへの移籍が噂されているアザールに、チェルシーは2020年までの新契約を用意していると見られるが、『Telegraph』紙は、チェルシーのチームメイトたちが、コンテ采配がアザールを移籍に向かわせることを心配していると報じている。
昨シーズンはコンテ体制1年目でプレミアのタイトル奪還に成功したチェルシーだが、今シーズンは首位のシティに勝点25差を付けられているうえ、4位のトッテナムに5ポイント差の5位と、CL出場圏からも外れている。欧州最高峰の舞台に出られないとなれば、アザールの退団をさらに後押しすることにもなりかねないが……。