【ACL展望】川崎×メルボルン|2連敗で崖っぷち!“トップ下・家長”で反撃へ

2018年03月06日 江藤高志

川崎――相手は2試合で7失点。守備に問題を抱えているようだ。

故障者/川崎=齋藤、チョン・ソンリョン、エドゥアルド
出場停止/川崎=なし

ACLグループステージ3節
川崎フロンターレ(日本) - メルボルン・ビクトリー(豪州)
3月7日(水)/19:00/等々力陸上競技場
 

【最新チーム事情】
●2連敗で崖っぷちの状態。巻き返しの一戦にしたい。
●磐田戦で負傷のチョン・ソンリョンが回復に思いの外、時間を要している。
●メンバーは若干の入れ替えあり。
 
【担当記者の視点】
 開幕から2連敗と後がないACLは、この一戦に負けるとほぼ可能性が消滅する形。とはいえ、勝てば可能性は広がることもあり、チームの士気は下がっていない。
 
 上海上港戦のスカウティング映像を見た選手たちは最終ラインの個の強さに脅威を感じつつ、組織力に難ありと見ている。実際、メルボルンは蔚山現代、上海上港の2連戦をそれぞれ3−3、1−4と7失点を喫しており守備自体に問題を抱えているようだ。そうした観点からこの試合で先発が予想されるメンバーを検討すると、おそらく連係をより重視する布陣になると考えられる。
 
 目新しいところでは家長昭博がトップ下で起用される方向で準備しており、周りをどう動かすのかに注目が集まる。川崎の攻撃陣はまだ本調子とは言えない状況にあるため、改善へのきっかけにしてもらいたいところ。
 
 このグループは上海上港が開幕から2連勝と一歩リードしている。だからこそ、ここからのメルボルンとの2連戦は大きな意味を持つ。裏カードの上海上港と蔚山現代の2連戦を気にしつつ、目の前の試合に全力を傾けたいところだ。
 
取材・文●江藤高志(川崎フットボールアディクト編集長)
 
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