「カッコ良すぎる!」アンフィールドを沸かせた貴公子の鮮やかハットに再脚光!

2018年03月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

豪華MF陣と共鳴し、ゴールラッシュを決め込む

速く、強く、そして美しい。トーレスがリバプールで過ごした3年半は実に華やかだった。(C)Getty Images

 冬の移籍市場でフィリッペ・コウチーニョをバルセロナに引き抜かれ、一時は攻撃力の低下が危惧されたリバプールだが、その破壊的なアタックはいまだ進化を続けている。プレミアリーグで24得点を挙げて得点ランク首位タイに立つモハメド・サラーをはじめ、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネ、アレックス・チェンバレンと活きのいいアタッカーが居並び、本拠地アンフィールドのサポーターに歓喜を運んでいるのだ。
 
 栄光に彩られた長いクラブ史のなかで、数多の伝説的なストライカーを輩出してきたレッズ。3月4日にクラブの公式ツイッターがスペシャルムービーとともに称えた"貴公子"もまた、語り継がれるべきレジェンドだろう。現在アトレティコ・マドリーに籍を置くフェルナンド・トーレスだ。

 
 ちょうど10年前の2008年3月4日、アンフィールドでのウェストハム戦で鮮烈なハットトリックを達成したのがスペイン代表FWだ。前年夏、リバプールが3800万ユーロ(約49億円)の巨費を投じてアトレティコから釣り上げた新エースは、シーズン開幕直後からゴールを量産。スティーブン・ジェラード、シャビ・アロンソ、ディルク・カイト、ヨッシ・ベナユンら豪華MF陣と共鳴し、真骨頂である難易度の高いフィニッシュを連発したのだ。

 
 このウェストハム戦でも、豪快なダイレクトボレー、技ありのヘディング、そして鮮やかなタッチで抜け出しての一撃と、レパートリーの多さを披露。相棒ジェラードの衝撃ミドルも飛び出し、リバプールが4-0で勝利したゲームだ。
 
 当時23歳で、ブロンドの長髪をなびかせ、とりわけ女性ファンのハートを掴んでいたトーレス。今回のツイートの投稿欄でもやはり、「カッコ良すぎる!」「なんてスタイリッシュなの」といったアプローチの書き込みが少なくない。なかには現在のエースであるサラーと比較するものもあり、「技術的にはモハメドが上」との意見があれば、「まだ彼は1年目だろ。フェルナンドは真のエースだった」との反論も。なかなかの盛り上がりを見せている。

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