好調の本田圭佑を韓国メディアが異例の特集!「危機的状況は乗り越えた」

2018年03月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

本田の代表招集は韓国でも関心事!?

10節を終えたメキシコ後期リーグで4G5Aをマークしている本田(右)。韓国の大手スポーツ紙もその活躍を報じた。(C)Getty Images

 メキシコ・リーガMXで出色のパフォーマンスを続けている本田圭佑が、珍しく韓国メディアで取り上げられ、パチューカでの活躍を称賛されている。
 
 3月4日に行なわれた後期リーグ10節、トルーカ戦で10試合連続スタメン出場を果たした本田は、1点のビハインドを追う53分に同点弾をアシストする。左CKから鋭い弾道のクロスを供給し、アレクシス・ペーニャの強力ヘッダーを引き出したのだ。チームはその後58分に勝ち越されて敗北を喫したが、日本人レフティーは力強くパチューカ攻撃陣を牽引し続けた。


 
 これで後期は4得点・5アシスト。10試合中8試合で得点に絡み、チームの全18得点中、実に半数に関与している計算だ。押しも押されもしないチームの中軸である。そんな地球の裏側での本田の奮闘を報じたのが、韓国最大のスポーツ紙『Sports Seoul』。「ホンダがワールドカップに邁進する」と銘打ち、こうレポートしている。
 
「ホンダ・ケイスケがメキシコで旋風を巻き起こしている。直近のトルーカ戦は敗れてしまったものの1アシストを記録。通算5アシストはリーグトップ(タイ)の数値である。開幕から10試合で4得点を挙げており、すこぶる好調のようだ」
 
 高地順応や怪我によって、メキシコでの新たな挑戦が出遅れたことを紹介。公式戦デビュー後はチームプレーに徹してコンスタントに結果を残し、北中米・カリブ海王者パチューカでのステータスを瞬く間に向上させたと記している。一方で、昨年10月と11月の日本代表戦に招集されていない点にも言及。疑問を投げかけている。
 
「調子が万全ではなかったのか、なぜかホンダはヴァイッド・ハリルホジッチ代表監督の選考から漏れている。日本は3月にマリ、ウクライナと親善試合を行なうが、そこで復帰を果たせるのかどうか。ホンダはもはや危機的状況を乗り越え、コンディションを回復した。招集されない手はないはずだ」
 
 お隣り韓国でも、本田の代表招集はひとつの関心事なのかもしれない。
 
 井手口陽介や原口元気、浅野拓磨ら常連組が所属クラブで悪戦苦闘を続けるなか、本田は完全にトップフォームを取り戻した感がある。はたして、指揮官の決断やいかに!?

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