51年ぶりの無敗記録に並んだトッテナム、”聖地”が「真のホーム」に!? 韓国代表FWも親しみ語る

2018年03月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

1967年以来の大記録更新も指揮官に油断はなし「私にとってサッカーとは…」

今シーズンのゴール数を二桁得点に乗せたソン。そのプレーは年々鋭さを増している。 (C) Getty Images

 トッテナムは現地時間3月3日、プレミアリーグ29節でハダースフィールドに2-0と完勝。公式戦では昨年12月23日のバーンリー戦(プレミア19節)から17試合連続無敗を誇っている。英国国営放送『BBC』によると、トッテナムにとっては1967年以来の記録だという。
 
 だが、試合後、マウリシオ・ポチェティーノ監督は、「あまり過去のことは考えない」と述べ、油断することはなかった。
 
「もちろん、とても良い数字だよ。だけど、私にとってサッカーとは『昨日』ではなく『明日』なんだ」
 
 今夏にお披露目予定の新スタジアムを建設中のトッテナムは今シーズン、英国サッカー界の"聖地"ウェンブリーを本拠地としている。プレミアリーグ開幕から3試合白星がなく、10月25日のリーグカップ4回戦ではウェストハム相手に敗退を余儀なくされたが、それ以降は負けなしだ。

 
 
 ハダースフィールドで2得点をマークし、今シーズンのリーグで10ゴールと二桁得点を達成したソン・フンミンは、そのうち9ゴールをウェンブリーで決めている。『BBC』は、ウェンブリーにおいてソンが9得点・4アシストと13ゴールに絡んでおり、かつての本拠地ホワイト・ハート・レーンでの成績(6得点・4アシスト)を上回ると報じている。
 
 そのソンも、「僕らはウェンブリーをやりやすく感じている。ここでいかにプレーするべきか分かっているんだ」と、今のチームにとってウェンブリーが「真のホーム」になっていると述べた。
 
「もちろん、時間はかかった。だけど、今ではホームのように感じているよ。ここでのプレーを楽しんでいる。すべての試合で勝点3を目指すよ」
 
 ウェンブリーで好調さは、チャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント1回戦第2レグに向けても後押しになる。現地3月7日、トッテナムは敵地での第1レグで2-2と引き分けたユベントスを迎え撃つ。
 
 ポチェティーノ監督は、「みんなユーベ戦に興奮していると思う。ビッグマッチだ。みんなが待っている」と、サポーターが大挙すると予想されているウェンブリーでの大一番に向けて意気込んだ。

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