ホーム開幕戦を欠場した内田篤人…心配される怪我の状況を大岩剛監督が説明

2018年03月03日 松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

「コンディションの面で注意深く見守っていかないといけない」(大岩監督)

G大阪は大事を取って欠場した内田。次節には間に合うのだろうか。写真:山崎賢人

[J1リーグ2節]鹿島1-0G大阪/3月3日/カシマ

 鹿島にとってホーム開幕戦となった2節のG大阪戦。右太腿裏の張りを訴えていた内田篤人の名前はメンバーリストになかった。
 
 試合後、大岩剛監督は内田について言及。「少し張りが出たということなので、この試合は回避しました」と、戦前から伝えられていた通りの理由でメンバー外になったと明かした。
 
 清水との開幕戦は84分間出場した内田だが、フルシーズンを戦ったのは今から5年前に遡る。大怪我から戻ってきたとはいえ、まだまだ起用には慎重にならなければならない。そこに関しては大岩監督も「彼の場合はコンディションの面で注意深く見守っていかないといけない状態。少しでも違和感があれば、極力リスクを避けるスタンスでやっている」と話し、無理をさせないことを強調した。
「彼のコンディションが良ければ当然試合に出ているだろうし、整わないのであればほかの選手が出る。遜色なくやれる選手がいるので、自信を持って送り出せる準備をしたいと思います」
 
 指揮官は内田が必要な戦力であることを認めている。ただ、少しでも違和感があれば、大事を取って休ませる。想い切った決断を下せるのも、選手層の鹿島だからこそ成せる業だ。実際、代わりに右サイドバックを務めた安西幸輝が補って余りあるプレーを見せており、現有戦力で乗り切れる点はチームにとっても心強い。
 
 今後、内田はフィジカルコンディションをどう上げてくるのか。「この試合を見てまたスタジアムに来たいと持ってくれれば嬉しい」(大岩監督)というサポーターのためにも、今は焦らず、段階を踏んでいくしかない。

取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)

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