なでしこJ、苦しみながらもアイスランドに勝利! 宇津木瑠美が残り5分で決勝弾

2018年03月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

6失点を喫したオランダ戦とは打って変わった堅守を披露するが…。

第2戦のアイスランド戦で先発した熊谷。高木とともに最終ラインを統率した。(C) Getty Images

 アルガルベカップは日本時間の3月3日、グループステージの第2戦が行なわれ、日本はアイスランドと対戦し、2対1で勝利を収めた。

 日本は初戦のオランダ戦から顔ぶれを一新させて臨んだ。前線の2トップは岩渕真奈と菅澤優衣香の組み合わせとなり、ボランチには猶本光と隅田凛が入った。また、最終ラインは熊谷紗希と高木ひかりのセンターバックコンビが統率した。


 日本は初戦とは打って変わって、要所を締めた堅守を見せる。アイスランドにほとんどチャンスらしいチャンスを与えず、奪ったボールを効率よく相手ゴール前に運びチャンスを量産。15分には熊谷から右サイドの清水梨紗に展開すると、清水のクロスに菅澤が反応。相手と競り合いながらも放ったシュートがゴールに吸い込まれ、日本が1点を先制する。

 その後もチャンスを作り続けた日本だが、なかなかゴールを決めきれない。前半を1-0とリードして折り返した日本は後半もペースを掴むが、やはりフィニッシュの精度がなくゴールが遠い。すると74分、CKからアイスランドに同点ゴールを許してしまう。日本はワンチャンスをモノにされて追いつかれてしまった。

 しかし、日本は終盤の85分、CKのチャンスを掴むと、途中出場の中島依美がショートコーナーから味方のリターンを受けてクロスを入れると、これを宇津木瑠美がヘディングでねじ込み、ゴールネットを揺らす。日本が勝ち越しに成功する。

 日本はこのままリードを守り切り、1-0でタイムアップ。第2戦をなんとか勝ち切った。日本は3月5日(日本時間)、デンマークとの第3戦に臨む。
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