「強いチームに変わりはない!」 パリSG会長、ネイマール離脱でもR・マドリー戦に向けて自信強調

2018年03月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

大一番を前に不安要素が相次ぐが。

ネイマールを欠いたフランス・カップ準々決勝のマルセイユ戦では、代役を務めたディ・マリア(左)が2ゴールの大活躍を披露した。(C)Getty Images

 現地時間3月6日に行なわれるレアル・マドリーとのチャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント1回戦第2レグで、パリ・サンジェルマンはネイマールを起用できないことが確実となった。

 ネイマールは2月25日、リーグ・アン27節のマルセイユ戦で負傷し、その後の診断で足首の挫傷と第5中足骨の骨折が判明。ウナイ・エメリ監督は2月27日、わずかながらR・マドリー戦に間に合う可能性があると話していたが、選手の父親はブラジルのメディアに6~8週間の離脱見込みと明かしていた。

 そして28日、クラブはブラジル代表のスタッフとも協議した結果、手術に踏み切ることを発表。離脱期間は公表されていないものの、当然R・マドリー戦は欠場することになる。

 
 敵地での第1レグで1-3と逆転負けを喫しているパリSGにとって、ネイマールの離脱が痛手なのは言うまでもない。ただ『ESPN』が報じたところによると、マルセイユを下してフランス・カップのベスト4進出を決めた28日の試合後、ナセル・アル・ケライフィ会長は「我々が非常に強いチームであることに変わりはない」と強調したようだ。

「もちろん、勝ち抜けを信じている。そうじゃなければ、なぜ戦うんだ。我々にはマドリーを倒せるだけのチームがある。重要な試合だ。今日の試合(フランス・カップのマルセイユ戦)で見せたように、(怪我をしていない)すべての選手が準備万端で、試合に出ることを望んでいる。それがもっとも重要なことだ」

 ただ、パリSGにとって不安なのは、キリアン・エムバペもこの日の試合で足首を痛め、ハーフタイムに途中交代を強いられていることだ。すでにネイマールを失っているエメリ監督も、「深刻な怪我ではないことを願っている」と心配している。

『ESPN』の取材にエメリ監督は、エムバペ本人が交代を望んだと明かし、「ネイマールやエムバペ、マルキーニョスら負傷した選手たちが、できるだけ早く戻ってこられることを願う」と述べている。

 大一番を前に不安要素が相次いでいるパリSG。第1レグで酷評されたエメリ監督は、この窮地を乗り越えられるだろうか。
 
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